デイサービスのレクリエーション
2022-02-09 11:00:13

デイサービス従事者の87%がレク企画に悩む理由とは?

デイサービスのレクリエーション担当者が抱える悩み



近年、デイサービスに従事する職員の中で、レクリエーションの企画や実施に苦労しているとの調査結果が明らかになりました。この調査は2022年1月に実施され、100名のデイサービスの職員が回答しました。

レクリエーションの苦労



調査によれば、91%の職員が「レクリエーションを企画・実施する際に苦労した経験がある」と答えています。その中でも最も多かったのは、「毎回異なった企画を考える必要がある」というもので、これが68.1%を占めました。また、「業務量が多くなること」に対する苦労を感じている職員も57.1%に達しました。

利用者のニーズを的確に把握することが難しいとの声や、職員の出勤日を調整する際の困難さについても63件の自由回答が寄せられました。多様な介護度を持つ利用者に対し、全員が楽しめるレクリエーションを提供することは簡単ではないのです。

退職検討の背景



その結果として、44%の職員が「レクリエーションの企画業務が理由で退職を考えたことがある」と回答しました。実際に退職した人も1.1%存在し、多くの職員がこの業務に対するプレッシャーを感じています。

レクリエーションの重要性



ただし、約86%の職員は「要介護者にとってレクリエーションは非常に重要」と認識しており、その重要性は高まっています。特に新型コロナウイルスの影響を受け、レクリエーションの企画に求められるレベルは「高度化」してきていると感じている職員は67%に上ります。

室内で行うレクリエーションが増えたことや、外部との接触機会が減ったことで、レクリエーションの質を向上させる必要性がより一層強まったという声が多くありました。

レクリエーション企画の課題



さらに、「使用できる資源が限られている」「外部の専門家に依頼できない」といった課題も指摘されています。感染症対策に配慮しつつ、高品質なレクリエーションを提供することが求められています。

企画立案の重圧



調査の結果から、レクリエーションを実施する上で一番苦労する工程は「企画立案」で66%の職員が回答しており、運営設計が14%であることが明らかになりました。これにより、レクリエーションが集中力を要する重要な業務であることが分かります。

サポートの必要性



要介護者への配慮として、常時レクリエーションを企画することは容易ではないため、業務をサポートする体制の構築が急務です。レクリエーション企画に関する専門知識や資格を取得するなど、職員を支援する方法が求められています。

最後に



今回の調査を通じて、デイサービスの職員が抱えるレクリエーションの企画業務に対するプレッシャーや、要介護者への支援に対する意識の高さが伺えました。今後も、より良い環境でのレクリエーションを提供するために、職員の負担軽減に向けた取り組みが求められるでしょう。

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会社名
プラス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス12階
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