モナコの魅力を体感する夕食会、2025年の万博に向けて

2025年6月26日、大阪・フォーシーズンズホテルで行われた『比類なき美しい国、モナコ夕食会2025』が、旅行業界やメディア関係者約80名を招いて華やかに開催されました。このイベントは、モナコ公国の国務大臣兼外務協力大臣であるイザベル・ベロ＝アマデイ氏の来日を受け、関西万博のモナコ館ナショナルデーに向けたプロモーションの一環として行われました。

イベントの概要

夕食会では、モナコの多様な観光魅力とサステナビリティ施策が紹介され、参加者はモナコの豊かな文化と景観を味わう機会を得ました。モナコ政府観光会議局のディレクターであるギー・アントネリ氏と日本事務所のシルベスタ典子によるトークセッションでは、モナコの最新プロジェクトや観光戦略が語られました。

さらに、モンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メールの営業部長であるメロディ・ファンファン・リポルタ氏のプレゼンテーションも行われ、モナコのホテルや施設の最新情報が明らかになりました。参加者は、あたかもモナコにいるかのような感覚を楽しみながら、交流を深めました。

サステナビリティと観光戦略

イザベル・ベロ＝アマデイ大臣は、スピーチで「モナコの素晴らしさを皆様にお伝えできることを嬉しく思います。モナコは安全で質の高いインフラを備え、訪れる人々を魅了し続けています」と述べ、観光産業の進展について触れました。2025年の大阪・関西万博では、「Take Care of Wonder」をテーマに、環境保護への取り組みを強調します。

モナコは、地中海に光り輝く小さな国家であり、壮麗な景観がその魅力を引き立てています。「大公宮殿、海洋博物館、カジノ、F1市街地コース」といった観光名所を通じて、歴史と革新が調和した素晴らしい体験が得られると語りました。

```おまけ情報``` では、スポーツジャーナリストのフローラン・ダバディ氏が、オーガニックリキュールを使ったカクテルで乾杯を提案し、夜のプログラムに彩りを加えました。また、フォーシーズンズホテルのシェフが手掛けたコースディナーが提供され、参加者同士は賑やかに談笑し、交流を楽しみました。

大阪・関西万博の意義

シルベスタ典子氏は、大阪・関西万博のモナコ館の成功を受け、多くの訪問者から「モナコに行きたい！」との声をいただいたと報告しました。華やかさを兼ね備えた展示は、モナコの文化と環境問題への取り組みを体感できる内容となっており、未来の旅人に向けた「レスポンシブル・ラグジュアリー」の理念が込められています。

モナコ政府観光会議局の取り組みは、観光産業を支援するだけでなく、訪れる人々にとって理想的な滞在を実現するためのものです。特に、ビジネス観光客の需要増加が期待されており、専門業界イベントへの展開やプロモーション活動が展開されています。

モナコは、観光客に質の高いラグジュアリー体験を提供する一方で、2030年までに55%の温室効果ガスを削減、2050年にはカーボンニュートラルを達成しようとしています。国全体で持続可能な未来に向けた目標を掲げ、観光業界をはじめとする多様なパートナーと協力して取り組んでいます。