さつまいも新時代！大阪初の大型熟成庫プロジェクト始動

大阪発！大型さつまいも熟成庫プロジェクトの概要

大阪府八尾市に拠点を置く株式会社オオサカポテトが、地域農業に変革をもたらすための新プロジェクトを開始しました。目指すは、大阪をさつまいもの主要産地へと変えること。この目標を実現するため、同社は初めて大型のさつまいも熟成庫を導入するためのクラウドファンディングをスタートしました。

オオサカポテトのビジョン

『大阪をさつまいもの産地へ』というスローガンのもと設立されたオオサカポテトは、創業当初の理念を元に、地域の農業課題を解決しつつ、環境にも配慮した農業を実践しています。この団体では、特に「夢シルク」という新しい品種のさつまいもを栽培しており、その味と品質の高さに定評があります。

「夢シルク」は、上品な甘さと滑らかな口当たりが特徴の品種で、農家の夢から名付けられました。このような独自のさつまいも業態を支えるため、オオサカポテトは耕作放棄地を活用しながら、地域の農業振興に取り組んでいます。

農業の現状と課題

近年、大阪の農業は高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加といった多くの課題に直面しています。しかし、オオサカポテトはそれらの問題を解決するために新しい農業の形を模索しています。都市部での農業の可能性を広げるためには、誰もが農業に参加できる環境作りが重要だと考えているのです。

歩みと成果

オオサカポテトは、設立から3年間で事業を拡大し、面積は4反から40反にまで増加しました。多くの支援を受け、大阪での大規模な地域イベント『さつまいも収穫祭』を成功させるなど、身近に農業を感じる機会を提供しています。また、今年度は100トン以上のさつまいも収穫を目指し、さらなる利活用を図っています。

大型さつまいも熟成庫の必要性

この新しい熟成庫は、夢シルクの生産量の拡大を実現するために不可欠な設備です。長期保存が可能となり、より質の高いさつまいもを生産することができ、また作業効率も向上します。これは、鹿児島や宮崎、茨城などで使用されている専用設備であり、これを大阪に導入することで地域農業の新たなスタンダードを確立したいと考えています。