離島の未来を切り開く「アイランダー高校生サミット2025」
大正大学は、公益財団法人日本離島センターとの共同で2025年12月21日(日)に「アイランダー高校生サミット2025」をオンラインで開催することを発表しました。このサミットは全国各地の離島に通う高校生を対象に、オンラインでつながり合い、各島が持つ可能性や他の離島とのつながりの大切さを再認識することを目的としています。
サミットの目的と意義
「アイランダー高校生サミット」の目的は、各離島の高校生が互いの経験や視点を交換することにより、地域の絆を深めたり、相互支援の重要性を学ぶことです。このサミットの核となるテーマは、「潮の音 鳴らせ 我らの離島 ―離島の高校生、100人会議―」です。この言葉には、異なる島に在住する我々が一つになり、互いの考えを持ち寄ることで新たな未来を描く意志が込められています。
2022年度の試行を経て、2023年度から本格開催となった本サミットは、大正大学の地域構想研究所との連携による地域戦略人材育成プログラムとして進化を遂げています。この取り組みを通じて、来るべき未来の地域リーダーを育てることを目指しています。
開催概要と体制
2025年7月31日(木)15時より文部科学省にて行われる記者会見では、サミットの運営を行う実行委員会が開催概要や意気込みについて発表します。実行委員会は、大正大学の学生5名と離島の高校生11名で構成されており、彼らが中心となってサミットを企画運営します。
当日は、様々なバックグラウンドを持つ参加者がグループワークや発表を通じ、各自の思いや島々の魅力、そしてそれぞれの地域が抱える課題を共有します。このプロセスにより、地域の問題に対する地域資源を活用した解決策や新たな価値創造に向けた啓発を行います。
メンターからのサポート
本サミットには、メンターやファシリテーターとして大正大学の教員や大学生が関与します。彼らは参加者に対して指導を行い、アイデアが実現可能な形になるようサポートします。このような取り組みを通じて、離島の高校生たちの地域創生に向けた思考を深めていくのです。
参加者の期待
サミットには全国の離島から参加者が集まる予定で、参加人数はおおよそ100名を見込んでいます。昨年度の参加者は全国18校から56名で、関心の高まりが伺えます。情報交換や議論を通じて、全国の離島を代表する高校生たちが切磋琢磨し、新たなつながりを築く場となることが期待されています。
この試みは、学生たちにとって貴重な経験となり、将来の地域リーダーとしての資質を育む一助となるでしょう。参加者には、離島の未来を語り合うと同時に、新たな可能性を感じてもらいたいと願っています。
終わりに
「アイランダー高校生サミット2025」は、ただのイベントではなく、離島の次世代リーダーたちが繋がり、共に未来を考える重要なプラットフォームです。この取り組みを通じて、離島の若者たちが自身の住む地域への愛着を深め、他地域との相互理解を進めることができることでしょう。
文部科学省での記者会見にもぜひ注目していただき、サミットに向けた期待とそれぞれの地域の偉大な可能性を感じ取ってください。