沖縄でフレスコボール体験プログラム開催
2023年9月19日、日本フレスコボール協会(JFBA)が主催するフレスコボール体験プログラムが沖縄で行われました。このプログラムは、スポーツ庁が企画した「地域スポーツコミッション協議会」の一環として実施され、沖縄の読谷村・残波ビーチで行われました。
フレスコボールの普及と地域振興
フレスコボールは、リオデジャネイロ発祥のビーチスポーツで、1945年にコパカバーナビーチで考案されました。この競技は、2人のプレイヤーが向かい合い、ラリーを続ける形式で行われ、協力することが求められるため「思いやりのスポーツ」と呼ばれています。フレスコボールの魅力を地域の人々に伝えることが、今回のプログラムの目的です。
地域スポーツコミッション協議会とは?
「地域スポーツコミッション協議会」は、自自治体やスポーツ団体、観光団体などが協力し合い、地域振興に貢献するための組織です。全国から参加する市町村や団体がスポーツを通じて交流し、知見やノウハウの共有を図ります。特に地域間の連携強化を意識した活動が行われます。
このような背景のもと、フレスコボールが当協議会の興味深いプログラムとして採用されたのです。
プログラム概要
今回のフレスコボール体験プログラムでは、男女ペアで日本代表に選ばれている赤塚康太・五十嵐恭雄選手、大久保美音選手が講師を務め、80人を超える参加者が集まりました。プログラムは午後5時から午後5時45分までの約45分間行われ、実際にフレスコボールを体験することで、その楽しさを体感する機会となりました。
ジェストには、日本フレスコボール協会の窪島剣璽代表理事も参加し、選手たちとともにプレイヤーたちの活動をサポートしました。参加者は競技のルールや技術を学びながら、フレスコボールを通じて新たなスポーツ仲間を見つけることができました。
フレスコボールの魅力
フレスコボールの最大の特徴は、プレイヤー同士が競うのではなく、協力してラリーを続けることです。競技時間は5分間で、7メートルの距離を保ち、その中でラリーを続けながら得点を競います。この形式は、勝ち負けよりも楽しむことを重視するため、競技者同士のコミュニケーションが活発に行われます。
日本国内では、すでに27のJFBA公認地域クラブと4校の公認学生団体が設立されており、フレスコボールを通じた地域コミュニティが形成されています。日本フレスコボール協会は、2013年に設立され、2025年までに日本全国の47都道府県で地域クラブの設立を目指して活動を続けています。
参加者への呼びかけ
フレスコボールに興味を持つ方や、地域コミュニティの形成に関心がある団体、企業の皆様は、ぜひJFBAまでご連絡ください。また、スポーツイベントやメディアへの協力依頼も随時受け付けております。フレスコボールの楽しさを広めるために、一緒に活動していきましょう!
参加者の皆さんは、熱気あふれるフレスコボール体験を通じて、新たなスポーツ仲間との出会いや、地域振興に貢献できる機会を楽しんでいました。このような取り組みから、多くの人々がフレスコボールの素晴らしさを感じることができ、今後の地域振興につながっていくことを期待しています。