アドベンチャーワールドで楽しむペンギンの赤ちゃん誕生と成長物語

アドベンチャーワールドでペンギンの赤ちゃん誕生

和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドでは、2025年の2月にキングペンギンの赤ちゃんが誕生し、親たちの愛情あふれる育雛が始まりました。今年、誕生したのは4羽の赤ちゃんですが、残念ながら1羽は生まれて間もなく命を落としてしまいました。これを受けて、残る3羽は、非公開の「ペンギンベース」で人工育雛が行われることになりました。

キングペンギンの魅力

キングペンギンは、体長85～95cmと全18種のペンギンの中で2番目に大きく、その美しい外見で多くの人々から人気を集めています。成長後は胸元や頭部の黄色い模様が特徴的で、「世界で最も美しいペンギン」と称されていますが、赤ちゃんは大人とは異なり、全身が灰色がかった茶色の羽毛に覆われています。これからの成長過程は非常に楽しみです。

人工育雛の取り組み

赤ちゃんペンギンたちは、安全に育つため、体重が約300gに達するまで人工育雛が施されています。最初のうちは、親が与える消化された魚などを模した特製の流動食を、スタッフがミキサーで作り、注射器を使用して与えます。ペンギンベースでは、飼育スタッフが赤ちゃんの体重測定などを行いながら、健康を見守っています。この過程は、動物の体調によって変動することもあるため、慎重に進めています。

披露イベントの開催

報道関係者向けには、2025年2月28日の正午から、ペンギンベースにて赤ちゃんたちの様子が公開される予定です。このイベントでは、飼育スタッフが繁殖や育雛にまつわる知識をシェアしながら、観覧客にペンギンたちの可愛らしい姿を披露します。

ペンギンプロジェクトの理念

アドベンチャーワールドでは、1978年に開園以来、様々なペンギン種の飼育と繁殖に取り組んできました。「ペンギンプロジェクト」は、その一環として、自然繁殖と人工繁殖を両立させながら、多様性を維持し、後世にペンギンたちの生命をつなげるための重要な研究を続けています。

SDGsへの取り組み

アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル未来創造パーク」をテーマに、全ての生命に笑顔があふれる未来を目指しています。自然環境や資源の循環を大切にしながら、SDGs（持続可能な開発目標）を推進し、来園者ただけでなく、地域社会や地球全体に持続可能な未来を提供し続けることを目指しています。

これからもアドベンチャーワールドのペンギンの赤ちゃんたちの成長を見守りながら、発信していく情報に期待しましょう！