総合型選抜の準備時期
2025-02-28 08:19:20

総合型選抜入試の準備開始時期と受験生の理想的なタイミングについて

総合型選抜入試の実態調査から見える受験生の準備スタイル



じゅけラボ予備校(大阪市北区)が実施した総合型選抜入試に関する調査で、受験生の準備開始時期に関する興味深い傾向が明らかになりました。この調査は、受験した18歳から21歳の男女203名を対象に、実際の準備開始時期と理想的な開始時期について尋ねたものです。調査期間は2025年の1月8日から15日まで、インターネット上で実施されました。

調査結果の概要



調査の結果、受験生の73%が高校3年生の頃に受験準備を始めることが分かりました。この結果は、従来の一般選抜入試での早期対策とは対照的で、多くの学生が学業や学校生活との調和を図りつつ、最後の学年で戦略的に準備を進めていることを示しています。

特に、高校3年生の7~9月に本格的に準備を始める受験生が36.0%に達しており、多くの大学でのオープンキャンパスや進路説明会と重なるため、志望校の選定や自己分析に積極的に取り組む傾向が見受けられました。この時期には、出願書類の作成や自己PRの準備も進められ、準備が集中する要因ともなっているようです。

高校3年生前半の重要性



また、29.6%の受験生は高校3年生の4~6月に準備を開始しています。この期間は、進路指導や進学説明会が活動的であり、受験生は自己分析を深める重要なタイミングとして捉えられています。学業や部活動、ボランティア活動の実績整理がなされる中、出願に向けた戦略を固めるための基盤作りが大切となっています。

早期スタート派の存在



一方で、早期に対策を進める受験生もおり、高校2年生までに準備を開始した学生は27.1%という結果が出ています。その内訳は、高校1年生以前が2.5%、高校2年生の様々な時期に分かれています。こうした早期対策を選択する受験生は、長期的な視点で自分の進路を考え、出願に向けた準備を余裕を持って進めようとする傾向があります。特に、自己分析や志望校研究を早めに行うことで、受験の多面的な評価基準に応える準備を整えているようです。

理想の準備開始時期のギャップ



さらに、理想の準備開始時期について尋ねると、46.8%の受験生が高校2年生での準備開始を推奨している一方で、実際の準備開始時期との間にギャップがあることが分かりました。このことから、多くの学生が早期対策の必要性を強く感じている様子が伺えます。

最も支持を集めたのは高校3年生4~6月で、この時期に準備を本格化した方が良いと考える受験生が29.6%もいます。彼らは、これまでの反省に基づき、もっと早く準備を進めておきたかったと考えていることを示唆しています。また、高校2年生1~3月に取り組むことが理想的だと考える受験生も18.7%おり、冬休み明けから新学期に入るタイミングで準備を進めることが重要だとされています。

まとめ



じゅけラボ予備校の調査結果からは、受験生が実際に高校3年生になってから準備を始める傾向がある一方で、高校2年生での早期準備が望ましいと考える意見が多数派であることが分かります。受験生たちが出願直前の追い込みを避け、十分な時間をかけて自己分析や実績の整理に取り組みたいと願う姿勢が浮かび上がってきました。このような経験や情報環境における認識の違いが、今後の進路指導や情報提供の改善へとつながることが期待されます。


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