制振技術の革新
2026-07-03 11:59:57

新たな制振技術「折返しプレート式座屈拘束ブレース」開発の背景と特長

新たな制振ブレースの登場



日本の建設業界において、最近、注目の新技術が誕生しました。それは「折返しプレート式座屈拘束ブレース(FP-BRB)」です。このブレースは、東亜建設工業、青木あすなろ建設、名構設計の3社によって開発され、従来の制振ブレースの課題を見事に解決しています。ここでは、この新技術の背景や特長を詳しく解説します。

開発の背景



物流倉庫の建設が増加する中で、コスト効率の良い構造形式が求められています。既存のブレース付きラーメン構造が採用されており、この構造形式は圧縮と引張の両方においておおむね安定した性能を発揮します。しかし、従来の座屈拘束ブレースは材料費の高騰に悩まされ、さらなるコスト削減が必要とされています。

「折返しプレート式座屈拘束ブレース」の特長



新たに開発されたこのブレースは、鋼材のみで構成され、特殊な加工や溶接が不要という特性を持っています。このため、鉄骨の製造業者でも容易に製作が可能で、コスト低減が実現されます。具体的には、以下の特長があります。

1. ダンパー部の設計:エネルギーを吸収するダンパー部と支持材から構成され、ボルト接合で主架構に取り付けられます。
2. 折返し機構の導入:9枚の鋼板が組み合わさり、圧縮力に対し座屈を拘束する機能を発揮します。
3. 自由な調整が可能:ダンパー部の断面積や長さを調整することで、耐力と剛性を自在に制御できます。
4. 安全設計:設計想定を超えた変形が生じても急激な耐力低下を起こさないフェールセーフ機能を有しています。

今後の展開



この「折返しプレート式座屈拘束ブレース」は物流倉庫だけでなく、商業施設やオフィスビルなど、多岐にわたる建築物に応用可能です。今後、実物件への適用を進め、建築業界への普及を図ることで、耐震・制振対策の重要性を高めていく予定です。同時に、技術の進化を進め、建設コストの削減と共に事業の持続可能性を向上させる取り組みが進められます。

まとめ



「折返しプレート式座屈拘束ブレース」は、鋼材の特性を活かした新しい形の制振技術です。従来のブレースの問題を克服し、建設業界にとって大きなメリットをもたらすことでしょう。さらなる発展が期待されるこの技術、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
東亜建設工業株式会社
住所
東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー31階
電話番号

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