リハビリ病院の新商品
2022-10-19 12:30:01
リハビリ病院が開発した高タンパクチョコとクッキーとは?
リハビリ病院が開発した高タンパクチョコとクッキーとは?
岸和田リハビリテーション病院が新たに手がけた栄養補助食品、「きぷチョ」と「ソイまる」の開発が進んでいます。このプロジェクトは、入院中の患者に代替の栄養源を提供しながら、治療の一環として役立つことを目的としています。以下では、なぜこのような食品が必要とされるのか、また具体的な製品について詳しく見ていきます。
なぜ栄養補助食品が必要なのか
入院患者は、急性期病院から転院してくることがほとんどですが、この段階で食事制限を受けた状態で来院することが多く、低栄養状態に陥るケースが見受けられます。リハビリテーションを行う間も、多くの患者は思うように食べ進められず、体重が減少してしまうことが少なくありません。
なので、栄養補助食品が提供されることがありますが、一般的に利用されるドリンクやゼリータイプは、高齢者の味覚には合わず、満足感を得るのが難しいという問題があります。そこで、入院患者が美味しく感じる補食の開発に着手しました。
きぷチョとソイまるとは
きぷチョ
「きぷチョ」は高タンパクな生チョコレートで、嚥下障害を持つ方でも食べやすい工夫が施されています。硬さや厚みを工夫し、口に含んだときの溶け具合も考慮されています。パッケージにより4個でタンパク質5g以上を実現したという特徴があります。その名称は「岸和田」「プロテイン」「チョコレート」の頭文字をとったものです。
ソイまる
「ソイまる」は大豆成分を活かしたクッキーで、甘さ控えめで優しい味わいが特徴です。口の中で崩れにくく、一口サイズで食べやすいように設計されています。こちらも同様に、5枚でタンパク質5g以上を達成しています。この商品名は、大豆から作られた「丸型クッキー」という意味を込めたものです。
効果検証と今後の展望
現在、両商品についての効果を検証する予定で、2024年3月には結果が出る見込みです。すでに患者からは「美味しい」との声や「食べやすい」という評価を得ているようです。しかし、ターゲットとなる層が甘いものを好む中で、今後は多様な味を展開し飽きられない商品開発を目指しています。また、今後は一般販売も検討しています。
まとめ
岸和田リハビリテーション病院の「きぷチョ」と「ソイまる」は、患者の栄養状態改善に寄与するだけでなく、楽しい食事体験を提供することを目指しています。パティスリーフラワーでの一般販売が近く予定されているとのことなので、ぜひその味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
MR&S有限会社 SDX研究所
- 住所
- 大阪府堺市堺区南向陽町2-3-6
- 電話番号
-
090-9000-8687