KGモーターズと日本海ラボ、新しい未来を共に探る
株式会社日本海ラボがKGモーターズ株式会社に出資したことが発表されました。この提携は、富山を本社とする日本海ラボが運営するコーポレートベンチャーキャピタルと、広島県東広島市に本社を置くKGモーターズとの連携を深め、両社の理念を融合させるものです。日本海ラボは直接の出資により、エネルギー事業で培った基盤を活用し、オープンイノベーションを促進する新たな事業の創出と、北陸地域に共創のプラットフォームを築くことを目指しています。
KGモーターズの挑戦
KGモーターズは「小型モビリティロボットで世界をワクワクさせる」というビジョンのもと、超小型電気自動車(EV)「mibot」の製造・販売を行っています。「mibot」は1人乗り設計で、持続可能な移動を楽に楽しむことができることを目指しています。その理念は、「我慢して選ぶ移動」ではなく、「選ぶこと自体が持続可能な移動手段」という未来を描いています。
また、KGモーターズは、日常の通勤や買い物、さらには営業車など、軽自動車では過剰であった場面においても「mibot」が最適な選択肢となることを目指しています。日本海ラボとの提携を通じて、地域の信頼性やネットワークを活用し、単なる販売以上の価値を創出することを目指しています。
両社代表のコメント
KGモーターズの代表取締役楠一成氏は、出資を受けたことに対して、地域の新たな移動の形を探求できることに大変な期待を寄せています。彼は「mibot」が日常生活での「ちょうどよさ」を表現したプロダクトであり、地域に根ざした新しい接点づくりに取り組むとの意欲を示しました。
一方、日本海ラボの代表取締役社長新田洋太朗氏は、「mibot」がシンプルな車両構造と手頃な価格、個人が利用しやすいパーソナルな移動空間を提供することから、多くのユーザーに支持されることを期待しています。彼は地方都市における日常的な移動の足として、さらには休日の相棒として利用される可能性を感じています。
地域との融合
この協業は、KGモーターズの革新的な技術と、日本海ラボの地域密着型のネットワークの融合を促進します。北陸と広島という異なる地域が交わることで、新たな価値を創出し、持続可能な社会に向けた取り組みが進むことでしょう。
未来の移動手段を試みるこの二社の取り組みは、地域住民だけでなく、訪れる人々にも新しい生活様式を提供する可能性を秘めています。少しずつ進化する「mibot」が、どのように地域に根づいていくか、今後の展開に注目が集まります。