量子技術シンポ2024
2024-07-11 17:33:39

量子技術が社会実装へ!Q-STAR・G-QuAT共同シンポジウム2024開催 - ビジネス機会と未来の展望

量子技術が社会実装へ!Q-STAR・G-QuAT共同シンポジウム2024開催 - ビジネス機会と未来の展望



一般社団法人量子技術による産業創出協議会(Q-STAR)と国立研究開発法人産業技術総合研究所量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)は、2024年7月11日に「量子未来の舞台~社会実装とビジネス機会~」と題した共同シンポジウムを開催しました。

本シンポジウムでは、量子コンピュータを活用した早期のサービス市場の創出・拡大による持続可能なエコシステムの実現に向け、Q-STARとG-QuATが新たに共同研究「量子計算ソリューションによるビジネスエコシステム構築の戦略的取組」を進めることを発表しました。この共同研究は、ユーザー主体のビジネス視点でのソリューション創出・事業化を目指し、利益を開発への再投資に繋げることを目的としています。

Q-STARが持つユーザー企業・ベンダー企業による量子技術開発の知見・ノウハウと、G-QuATが持つ多様な研究領域、国内外の研究機関とのネットワーク、そしてGPUスーパーコンピュータ(ABCI-Q)や各種量子コンピュータなどを活用して共同研究を推進していく予定です。

国内外の産官学が一堂に会し、活発な議論が展開



シンポジウムには、林芳正量子技術推進議員連盟会長をはじめ、官公庁、国内アカデミア、民間企業、有志国大使館および海外産業団体など、業界を牽引する国内外の産官学関係者が集結しました。

当日は、業界の最新動向に関する情報共有、量子産業の創出および発展に向けた取り組みの紹介、そしてその課題についてのグローバルな意見交換が行われました。

具体的には、ソフトウェアプラットフォームのグローバル展開、グローバルアライアンス(ICQIA)の活動アップデート、グローバルサプライチェーン構築に向けた取り組み、量子技術を活用した魅力的なユースケースの創出、量子技術の産業化を促進するためのエコシステムの整備、長期的な投資や人材の確保のためのスタートアップ支援、量子技術の実用化に向けた産業人材の育成など、社会実装の加速とビジネス機会創出に向けた具体的な議論が展開されました。

量子技術の未来への期待が高まる



本シンポジウムは、参加者が量子技術の実践的な活用価値を発見し、量子時代に向けて次の一歩を踏み出すことを促すとともに、業界を牽引するリーダーたちとの出会いの場を提供しました。ビジネス創出や事業改革の足がかりとなる貴重な機会となりました。

Q-STARとG-QuATは、今後も共同研究を推進し、量子技術の社会実装を加速させ、新たなビジネス機会の創出に貢献していく予定です。


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