岡山大学生が長崎で平和を語る
国立大学法人岡山大学は、2025年5月16日から18日にかけて長崎県で開催された「Nagasaki Peace-Preneur Forum」に参加しました。このフォーラムは、戦後80年という重要な節目に開催されたもので、学生たちにとっても貴重な経験となりました。参加したのは、教育学部3年の田中聖愛さんと、グローバル・ディスカバリー・プログラム4年のChok Jia Xuanさんの2人です。
フォーラムは、長崎県内の産学官が協力し、「One Young World長崎協議会」が主催しました。このイベントは、国際サミット「One Young World」の一部であり、2023年には世界中の次世代リーダーたちが集まり、幅広いテーマに関する議論を展開しました。フォーラムの主なテーマは「分断と対話」であり、参加者は平和に関する問いを深く考える機会を得ました。
フォーラムには、サッカー日本代表の森保一監督や国際連合のマーヘル・ナセル事務次長補など、著名なゲストも参加し、スポーツや国際連携を通じた平和の構築についての重要なメッセージを送っていました。特に、田中重光氏(日本原水爆被害者団体協議会代表)やカルロス・ウマナ氏(ICAN共同代表)の発言からは、未来の平和は次世代の手にかかっているという強い呼びかけがありました。
このフォーラムでは、国内外から集まったヤングリーダーたちが、核軍縮や紛争解決といったテーマについて活発な議論を繰り広げました。岡山大学の学生も、トークセッションやワークショップに参加し、各国からの参加者とネットワークを築く貴重な経験をしました。また、平和への思いを込めて折り鶴を一緒に折るなど、さまざまな活動を通じて貴重な学びを得ることができました。
岡山大学は、2015年からOne Young Worldの公式パートナーとして活動しており、毎年2名の学生を代表として派遣しています。この取り組みは、次世代リーダーを育成し、持続可能な社会を実現するために続いています。
フォーラムの動画は
こちらでぜひご覧ください。岡山大学は今後も地域に根ざしながら、グローバルな視点で平和と社会に貢献する取り組みを推進していきます。