京都の「CharacterBank」が資金調達を通じてVRゲーム開発を強化、未来のエンターテインメントへと踏み出す

京都のVRゲーム開発会社「CharacterBank」資金調達を実施

京都に本拠を置くVRおよびARゲーム開発企業「CharacterBank」が、約1億円の資金調達を完了しました。この資金は主にゲーム開発ラインの強化や、XRゲームの開発に充てられる予定です。キャラクターバンクの代表、三上航人氏は、既に対人VRゲーム「ANSUZ -アンスズ-」の制作を進めており、2020年内に大手プラットフォームへのリリースを計画しています。

開発体制の強化と新たな挑戦

キャラクターバンクは、年間1タイトルのリリースを実現する体制を整えましたが、今回の資金調達を背景に、さらに多様な開発ラインを備えた体制を整える意向です。これにより、複数のプロジェクトを同時に進行し、各ジャンルでのXRゲームの開発に注力していくことが可能になります。これは、新しいエンターテインメント体験を求めるユーザーに向けて、より豊かなコンテンツを提供するための重要なステップと言えるでしょう。

プレイヤー同士の心理戦が魅力の「ANSUZ -アンスズ-」

現在開発中の「ANSUZ -アンスズ-」は、4名のプレイヤーが2つの勢力に分かれて戦うVR人狼ゲームです。このゲームではプレイヤーに「善」または「悪」の役割が割り振られ、「善」が「悪」を見つけ出すというミッションが与えられます。非言語コミュニケーションを活用した心理戦が醍醐味となり、真の勝者を目指して繰り広げられる議論と駆け引きが、このゲームの特徴です。

XRゲームの未来を見据えて

近年、VR市場は急成長を遂げており、今後の拡大が期待されています。Statistaのデータによれば、2021年には世界で約2000万台のVRデバイスが出荷されると予測されています。このような背景を受け、CharacterBankはスタンドアローン型の「Oculus Quest 2」向けの開発を強化する方針です。高品質なコンテンツを提供するため、独自の技術を駆使し、プレイヤーに優れた体験を届けることを目指しています。

より豊かなエンターテインメントを提供するために

2019年に設立されたキャラクターバンクは、「Hack the next experience.」を企業のミッションに掲げ、既存メディアの枠にとらわれることなく新しい体験の創出に注力しています。今後、XR技術を駆使した革新的なコンテンツや体験型のゲームを展開することが期待されており、キャラクターバンクがどのような新たなエンターテインメントを提供していくのか、多くのファンが注目しています。