関西発のインディーズバンド「空中メトロ」が学生とのコラボで新たなアートを創出

関西発のインディーズバンド「空中メトロ」との共創プロジェクト

音楽業界の注目を集める関西のインディーズバンド「空中メトロ」。彼らは、京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科の学生たちとの共同プロジェクトによって、新たなアートを創出しています。このプロジェクトの発端となったのは、ボーカル兼ギターの幸里紗子が同大学の学生であるということでした。

プロジェクトの中心には、映像作家である牧鉄兵氏と井口皓太氏が関わっており、彼らは学生に高い評価を受けている専門家です。授業内での取り組みを通して、8月5日に発売予定の1stミニアルバム「最終列車は「#」を乗せて」のために、ロゴマークやアーティスト写真、CDジャケット、ミュージックビデオといった全てのアートワークを制作しています。

このプロジェクトの特徴は、約4か月の間、アーティストである空中メトロのメンバーが授業に参加し、学生たちと一緒に作品を作り上げていく点です。アーティストと学生が互いに刺激し合いながら成長し合うことで、従来の教育の枠を超えた共創の経験が生まれています。デザイン教育の場でのこの取り組みは、参加者にお互いの若い才能が交わる絶好の機会となっています。

プロジェクトの進行状況

現在、すでにロゴやアーティスト写真、CDジャケットの制作が完了し、今後はアルバム発売告知トレーラーやミュージックビデオの制作に移っていきます。今後の主なスケジュールは以下の通りです。

- 7月3日（金）：CDジャケット入稿
- 7月10日（金）：アルバム発売告知トレーラー納品
- 7月24日（金）：ミュージックビデオ納品（撮影は7月上旬予定）
- 8月5日（水）：1stミニアルバム発売

このように、毎週木曜と金曜日に実習授業が行われており、学生たちは実際の制作現場における実践的な経験を積んでいます。

空中メトロのプロフィール

空中メトロは、2014年5月に結成された4人組のロックバンドです。メンバーには、幸里紗子（ボーカル・ギター）、星衛一輝（ギター・コーラス）、外山千華（ベース）、藤崎城介（ドラム）がいます。彼らは、優れたボーカルと独特の楽曲構成で知られ、結成から間もなくして様々な音楽コンテストで受賞の実績を持っています。

指導者の紹介

牧鉄兵

漫画家、映像作家であり、数々の映像作品やアート制作に携わっています。彼は、「世の中とつながる開かれた教育機関」を理念に、学生たちとの交流を大切にしています。

井口皓太

モーションデザイナーであり、グラフィックデザインをはじめ、多岐にわたるデザインワークに従事しています。彼は学生たちとのコラボレーションを通じて、新しいクリエイティブの形を模索しています。

このプロジェクトは、アーティストと学生のグローバルな視点や技術を融合し、これまでにない新たなクリエイティブを発信するきっかけとなるでしょう。