金沢の老舗バー「倫敦屋酒場」マスターが『人情安宅の関』文庫版を出版!クラウドファンディングで小松、加賀、能登を応援
金沢で洋酒バー「倫敦屋酒場」を営む戸田宏明さんは、長年エッセイや歴史小説などの文芸作品を執筆してきました。今回、北陸新幹線小松駅の開業を機に、自身の作品『勧進帳外伝 人情安宅の関』の改訂文庫版を出版するため、クラウドファンディングサイト「COREZO FAMILY FUNDING」でプロジェクトを開始しました。
戸田さんは、作品舞台である小松市の安宅の関をはじめとする加賀地域、そして令和6年能登半島地震からの復興に奮闘する能登地域を応援したいという強い思いから、このプロジェクトを立ち上げました。
小松、加賀、能登を応援するプロジェクト
『人情安宅の関』は、小松市の安宅の関を舞台にした「勧進帳」を題材に、関守・冨樫泰家を主人公とした物語です。戸田さんが書き上げたこの作品は、「仁」や「義」を貫く泰家の生き様を鮮やかに描き、多くの読者の心を打ってきました。
今回、北陸新幹線が小松駅まで延伸したことを機に、改訂文庫版を出版することにしたとのこと。プロジェクトでは、目標金額80万円を達成するため、さまざまなリターンを用意しています。
貴重なリターンで酒場の雰囲気を楽しめる!
リターンには、『人情安宅の関』改訂文庫版はもちろんのこと、レトロなスコッチウイスキー「ホワイトホース」やアイリッシュウイスキー「ジェームソン」の水差し、J&B灰皿、アーリータイムス灰皿といった、現在入手困難な貴重な品々が含まれています。これらの品々は、長年倫敦屋酒場を彩ってきたもので、酒場の雰囲気を自宅で味わえる貴重なアイテムと言えるでしょう。
さらに、倫敦屋酒場特製のショットグラスや、令和6年能登半島地震で損傷したショットグラスを金継ぎ技法で修復したショットグラスも提供されます。
すべてのリターンには、倫敦屋酒場で使える飲食券が付いており、プロジェクトへの参加は、貴重な品々を入手するだけでなく、倫敦屋酒場で特別な時間を過ごすチャンスにもつながります。
能登の復興を支援する思い
戸田さんは、令和6年能登半島地震で隆起した能登外浦の海岸を見て、被災者たちの苦難を目の当たりにしました。倫敦屋酒場では、地震後、地元の復興支援としてさまざまな活動を行ってきました。
今回のプロジェクトは、直接的な支援ではありませんが、戸田さんは「心は能登の応援です」と、このプロジェクトを通して、能登の復興を支援したいという強い思いを語っています。
倫敦屋酒場マスター戸田宏明さんについて
戸田宏明さんは、1946年生まれ。1969年に「倫敦屋酒場」を開業し、長年多くの作家、映画人、文化人、経済人など、著名人を顧客に迎え、全国屈指の洋酒バーとして知られています。
文筆活動にも熱心で、著書に「世紀の二枚舌」シリーズや『勧進帳外伝 人情安宅の関』、織田信長を描いた『うつけ 青年信長記』などがあります。
「人間の生きがいとは新しいものを作り出す時間を持つことである」を座右の銘とし、洒脱な生き方と小粋な文章で多くのファンを魅了しています。倫敦屋酒場のマスターとして、職人技で作るカクテルは、全国から多くの人が訪れるほど有名です。
倫敦屋酒場について
「人生の愉しみは人に会う場所がある」という理念のもと、1969年創業の倫敦屋酒場は、長年、多くの文人墨客や名士、経済人を迎え、交流の場を提供してきました。
店内は、小ざっぱりとしたながらも活気があり、マスターの丁寧な接客と、こだわりの酒、酒肴、器、グラスなど、すべてにおいて、お客様への熱い情熱を感じることができます。
クラウドファンディングへの参加方法
このプロジェクトへの参加を希望される方は、クラウドファンディングサイト「COREZO FAMILY FUNDING」のプロジェクトページから、詳細をご確認の上、ご支援をお願いいたします。
プロジェクト名:『人情安宅の関』文庫版を出版し、小松をはじめ加賀・能登を応援します
実施期間:2024年6月23日(日)~2024年9月30日(月)
目標金額:80万円
プロジェクト実行者:倫敦屋酒場 マスター 戸田宏明
専用ページ:https://shopping.corezo.co.jp/londonyabar/products/detail.php?product_id=13597