仙台オフィス市場、空室率低下!グレードアップ移転が活発化
三幸エステート株式会社が発表した最新のオフィス市場レポートによると、仙台市のオフィス空室率は前月から小幅に低下し、5%台回復が目前に迫っています。
特に注目すべきは、企業によるオフィスグレードアップ移転の活発化です。築年数の経過したビルや郊外のビルから、主要エリアの新築ビルへの移転が加速しています。賃料負担は増えるものの、採用活動の優位性確保や人材流出防止といった観点から、企業はより魅力的なオフィス環境を求めていると考えられます。
特に大企業では、他拠点での築浅ビルへの入居をきっかけに、仙台においてもビルグレードアップを実施するケースが増加しているとのことです。
一方で、募集賃料は4か月連続で下落しており、市場の動向に注目が集まっています。
仙台オフィス市場の現状
レポートによると、仙台市全体の空室率は6.01%、潜在空室率は7.31%となっています。
空室率は前月から低下しており、オフィス需要は堅調です。特に主要エリアでは、空室率が示す以上に品薄感が強まっているとのことです。
募集賃料は前月比マイナス120円/坪の11,133円/坪となりました。4か月連続の下落となりましたが、募集条件を見直す動きは広がっていないようです。
今後の見通し
今後もオフィスグレードアップ移転は活発化すると予想されます。企業は、より魅力的なオフィス環境を提供することで、人材獲得競争を有利に進めようとしています。
一方で、募集賃料の下落傾向は今後も続くと予想されます。企業は、賃料交渉やオフィス戦略を見直す必要がありそうです。
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社は、1977年設立の不動産会社です。企業のオフィス戦略を総合的にサポートしており、オフィスに関するあらゆるニーズに対応しています。