Klookが日本進出
2017-11-14 10:00:00
Klook、1億ドルの資金調達で日本市場を本格展開へ
Klook、日本市場でのさらなる展開を視野に
アジア最大の旅行アクティビティ予約サイトであるKlookは、最近1億米ドル近くの資金を調達し、日本における事業拡大に意欲を見せています。2014年に香港で設立されたKlookは、旅行者が人気の観光地や体験アクティビティを手頃な価格で簡単に予約できるプラットフォームを提供しています。
世界中どこでも利用可能な便利さ
Klookのサービスは、スマートフォンアプリやウェブサイトを通じてアクセスできるため、旅行者は世界中の様々なアクティビティをいつでもどこでも予約することができます。毎月100万件以上の予約が行われ、50カ国を超えるユーザーに広がっています。その内訳は、中国本土、香港、台湾からのユーザーが40%、東南アジアが30%、残りがその他の地域からのアクセスとなっています。
共同キャンペーンの展開
最近、Klookは日本政府観光局(JNTO)と共に「Yurutabi」という新しい旅行コンセプトを打ち出すキャンペーンを始めました。このキャンペーンは、2020年までに年間4,000万人の観光客を迎えるという目標を持つJNTOと連携したもので、Klookは日本オフィスを設立し、日本市場に特化したサービスを展開しています。キャンディ・チュン氏が日本カントリーマネージャーに就任したことも、Klookの日本進出に向けた重要なステップです。
デジタルを活用した新しい旅の形
Klookの成長を見守る日本政府観光局の藥丸裕氏は、旅行の手配方法や決済手段の多様化が進む中、特にモバイルデバイスの活用によって旅行者の行動が変わることに高い関心を寄せています。Klookの独自のマーケティング戦略と「コト消費」の概念を取り入れたプロモーションは、香港の個人旅行者をターゲットにした新しい観光スタイルを提供します。
Klookの共同創業者で会長のエリック・ノック・ファー氏は、日本におけるインバウンド需要の大きさに期待を寄せ、ユーザーの多様なニーズに応じた質の高いサービス提供を最優先にしていると語ります。彼は、Klookが東南アジアや大中華圏での成功を基に、日本のビジネスパートナーに対しても新たなソリューションを提供できることを楽しみにしています。
現地業者との連携によるサービスの多様化
キャンディ・チュン氏は、Klookが日本で提供する旅行アクティビティは2,000を超え、主要なテーマパークや鉄道、地元業者との直接提携によって、旅行者にとって魅力的な選択肢を増やしています。また、地元の運営会社と緊密に協力することで、日本へのインバウンド旅行者に様々なサービスが提供されるだけでなく、日本人旅行者にもKlookの利便性を広めることができると期待しています。
Klookとは
Klookは、旅行者が現地でのさまざまな体験を楽しむための最適なプラットフォームとして知られており、人気のある施設やアクティビティ、地元のサービスを数多く揃えています。総合的な予約サービスは、3000以上のパートナーとの連携により、安心して利用できると同時に、質の高いサービスを提供しています。これまでに100万件以上のレビューが寄せられた実績も持つKlookは、AppleのApp StoreやGoogle Playで数々の栄誉も受けており、旅行好きのユーザーにとって必需のアプリとなっています。今後の日本市場での動向が注目されます。
会社情報
- 会社名
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Klook Travel Technology Limited
- 住所
- 香港
- 電話番号
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