Miletos株式会社と弥生株式会社、戦略的パートナーシップをさらなる高みに
Miletos株式会社は、経営効率化を目指す企業に向けて新たな展開を発表しました。東京都中央区に拠点を置く同社は、弥生株式会社からの追加投資を受け、資本業務提携の強化を進めると発表しました。この提携により、新たなサービス開発や市場展開の推進が期待され、企業のバックオフィス業務の効率化をさらに進める狙いです。
追加投資の意義と背景
Miletosは、経費精算や請求書支払AI SaaS「SAPPHIRE」、入金消込AI SaaS「STREAM」を提供し、自社のサービス向上に取り組んできました。2023年、弥生からの初回投資を受けたことで、さらなる機能強化が実現しました。2024年には、弥生の「弥生 Next」にAIを活用した新たな経費精算システムをOEM提供するなど、新たな市場展開も行っています。このたびの追加投資により、以下の3つのポイントを重点的に進める方針です。
1.
AI技術の進化
経費精算の自動化精度を向上させ、企業の業務負担を軽減することで、業務のスリム化を目指します。
2.
新サービスの展開
市場のニーズに応じた新たなソリューションを開発し、幅広い企業がAI技術を活用できるような環境を整えます。
3.
パートナーシップの強化
弥生との協業を深化させ、バックオフィス業務全体における市場シェアを拡大していく計画です。
両社の戦略とビジョン
弥生の社長、武藤健一郎氏は、「今回の追加出資を契機に、Miletos社との連携を深化させ、サービスの価値向上に努めていく」とコメントし、両社のシナジーが「経費精算 Next」の開発を通じて実証されていると強調しました。
Miletosの髙橋康文社長も、弥生とのパートナーシップを深化させ、業務プロセスの革新を推進できることに強い期待を寄せています。「SAPPHIRE」を通じて、経費精算に関する業務効率化と統制強化を実現してきた実績を踏まえ、今後は業務上流から下流までもカバーできるAIプロダクトの展開を加速させる意向を示しました。
Miletosと弥生の特徴
Miletosは、AIとデータに基づいたモダンな業務プロセスを提供し、従来の作業をAIが代替することで、創造的な活動に時間を移行する手助けをしています。同時に、弥生株式会社は中小企業のバックオフィス業務を支援するソフトウェアを開発し、日本経済を支える役割を果たしています。
弥生は、350万以上の登録ユーザーを持つ強力なネットワークと蓄積されたデータを基に、AIの活用を進め、より良いサポートを提供することに努めています。両社の強みを活かしたパートナーシップが、新たなビジネスチャンスを創出し、企業の業務効率向上に寄与するでしょう。
結論
Miletosと弥生の提携は、AI技術を通じた業務効率化を推進する大きな一歩といえるでしょう。両社は共同で、企業のバックオフィス業務の革新に向けた取り組みを進めていくことで、より効率的で生産性の高いビジネス環境を創出することを目指します。今後の展開に大いに期待が寄せられます。