積水化学、フィルム型太陽電池「SOLAFIL」の事業開始
積水化学工業株式会社は、フィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL」の事業化を発表しました。この電池は、環境に優しく、さまざまな場所に設置可能な新しい形の太陽電池です。日本国内での社会実装に向けた取り組みが本格化し、多くの自治体や事業者と協力してローカルなエネルギー供給の未来を築いていく姿勢を示しています。
事業開始の背景
積水化学と傘下の積水ソーラーフィルム株式会社(SSF)は、2025年度を見据え、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の開発を進めてきました。このたび、現有の製造設備を活用し、製造技術を確立。商品化に向けた準備が整い、具体的な協議が始まりました。これにより、提携先への供給が具体化し、より多くの人々に最新の再生可能エネルギーを提供することを目指しています。
事業化の具体的な内容
新しいフィルム型太陽電池「SOLAFIL」は、特に金属屋根に設置することができる設計が特徴です。この商品は、以下の自治体や事業者に供給される予定です。
- - さいたま市
- - 滋賀県
- - 西日本高速道路株式会社
- - 福岡県
- - 福岡市
さらに、東京都の「都有施設へのAirソーラー先行導入事業」でも採用される予定です。
「SOLAFIL」の魅力
「SOLAFIL」という名称は、Solar Filmの略称であり、その名の通り、フィルム状の形状を持つ太陽電池です。特に、技術の特性を直感的に理解できるようにデザインされており、一般消費者にも親しまれやすくなっています。「Fil」には「Fill」(満たす)という意味が込められており、太陽エネルギーが人々の生活を豊かにすることを表現しています。コンセプトロゴには、陽の光がフィルム型太陽電池を照らし、脱炭素社会の到来を印象づける意図が込められています。
今後の展開
2026年度には、限られた生産量の中で製品供給を進める予定ですが、2027年度の段階では100MW規模の生産ラインを立ち上げることを目指し、供給量を拡大する方針です。このステップアップに伴い、積水化学とSSFは、脱炭素社会の実現に向けて一層の努力をしていくことを表明しています。
積水化学の「SOLAFIL」が街にどのような変革をもたらすのか、期待が高まります。今後の展開に注目していきたいですね。