DCC第12回全国高等学校ダンス部選手権で武南高等学校が初の栄冠を獲得
2023年8月20日、東京の有明にある東京ガーデンシアターにて、高校ダンス部の全国選手権である『DANCE CLUB CHAMPIONSHIP』が盛大に開催されました。今回の大会は、応募総数195チームから選ばれた37チームが決勝に進出し、激闘の末、武南高等学校が見事に優勝を果たしました。
DCCの概要と歴史
『avex presents DANCE CLUB CHAMPIONSHIP』は、2013年に始まり、今年で12回目を迎えます。この大会は、単なるダンス技術の競い合いにとどまらず、参加者が与えられた観点からテーマを表現することも求められます。今年の大会では特にブレイキンが注目されており、武南高等学校がそれを代表する形で栄光を手にしました。
競技の流れと特長
本年度の大会では、初の試みとして37校が3つのブロックに分かれ、1stステージを実施。その後、各ブロックの上位チームと得点の最も高い4位チームから合計10チームがFinalステージに進出しました。審査体制にも工夫があり、ダンス界でも有名なDA PUMPのKENZO氏が審査委員長として名を連ね、各種舞台を経て、厳密な基準で評価が行われました。
夢に向かうパフォーマンス
Finalステージでは、10チームが華やかなパフォーマンスを披露し、その後で行われたエキシビジョンパフォーマンスでは日本工学院ダンスパフォーマンス科の新設を記念するプログラムや、プロダンスチームの公演が呼びかけられました。舞台の上に並んだ選手たちが、お互いに刺激し合い、会場をダンスフロアに一変させる様子は圧巻です。
優勝の瞬間と感動
そして、その瞬間が訪れました。優勝を手にしたのは武南高等学校の「テーマ:和勢(わっしょい)」です。KENZO氏は「ブレイキンがDCCで優勝するのは初めてです。」と熱い祝福を述べ、武南高等学校の小代田浩喜くんは涙ながら「観客の皆さんを楽しませることができたと思います。本当に今日は素晴らしい大会でした。」と感謝の気持ちを表明しました。
特別賞と審査員の総評
入賞校には多くの賞が授与され、武南高等学校は審査員から特別賞も受賞しました。KENZO氏は大会の終わりに「この競技が提供する感動は、パリオリンピックと同じくらいです。」と語り、ただの結果ではなく、経験が選手たちに何をもたらすかを語りました。
このように、DCC第12回全国高等学校ダンス部選手権は、ただの技術を競う場ではなく、チームワークや感動、情熱を引き出す素晴らしいイベントとなったのです。今後の大会も、次なるスターを生み出す場所として期待されたい。公式サイトでは詳細が確認できます:
DCC公式サイト