沖縄県立博物館・美術館で開催される「手塚治虫 ブラック・ジャック展」
2025年7月18日、沖縄県立博物館・美術館にて過去最大規模の特別展「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催されることが決定しました。この展示会は、一財沖縄美ら島財団と沖縄タイムス社の主催で行われ、毎年多くの来場者を迎える同館に新たな注目をもたらします。
この展覧会では、手塚治虫が手がけた代表作『ブラック・ジャック』を軸に、「命の尊さとは何か」というテーマを掘り下げます。戦後80年の節目にあたるこの機会に、医療漫画の名作が生まれる背景や、それを支えた手塚の思いを再考する絶好のチャンスです。
展示内容の概要
展覧会は主に4つのセクションに分かれています。第1室目では物語の主なキャラクターたちに焦点を当て、彼らのルーツやエピソードを紹介。ストーリーの深いところまで理解を深めることができます。
第2室目では、『新寶島』や『鉄腕アトム』など、手塚治虫の他の作品や、彼の医大時代に関する貴重な資料が展示されます。特に『ブラック・ジャック』の誕生秘話や、初版の原稿、関係者の証言映像が見れるのは貴重です。このセクションでは、手塚の医療との関わりを深く学ぶことができます。
続く第3室では、約140エピソードにわたる生原稿が示されます。テーマごとに展示されたこれらの原稿を通じて、ブラック・ジャックと彼のパートナー、ピノコの関係性や、社会的な問題提起に触れることで、作品の本質に迫ることができるでしょう。
最終的に第4室では、ブラック・ジャックの特徴的な手術シーンを現代アートの視点から再構成した展示や、医療従事者の意見を基にしたB・Jの魅力について討論されるコーナーもあります。昭和当時のニュース映像を使って、どのように社会事件が作中に反映されているかを視覚的に示す展示も予定されています。
展覧会概要
- - 会期:2025年7月18日(金)〜9月15日(月)
- - 主催:沖縄県立博物館・美術館
- - 場所:沖縄県立博物館・美術館企画ギャラリー1,2
- - 入場料:一般1600円、大学・高校生1000円、小中学生300円(未就学児は無料、障害者手帳を持つ方とその介助者は半額)
- - 開館時間:9:00〜18:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前)
- - 休館日:毎週月曜日及び特定日(7/22、8/12)
多彩な展示や貴重な原画に囲まれることで、来場者はブラック・ジャックの魅力を存分に味わうことができます。手塚治虫の医療漫画の世界を、新しい視点で感じる機会をお見逃しなく!
展覧会に関するお問い合わせは、沖縄県博物館・美術館へ。電話098-941-1232での対応が可能です。