LegalOn Technologies、初のM&Aを発表
株式会社LegalOn Technologies(東京都渋谷区、代表取締役 執行役員・CEO 角田 望)は、グローバルにガバナンスサービスを展開するリーガルテック企業「Fides Technology GmbH」(ドイツ・ミュンヘン)のグループ参画を発表しました。このM&AはLegalOnにとっての初の試みであり、今後のビジネス展開に大きな影響を与えるものと言えるでしょう。
Fides Technologyの概要
Fides Technologyは、企業ガバナンス業務の業務効率を向上させるAIプラットフォームを開発・提供しています。このテクノロジーは既に100ヵ国以上で利用されており、企業の複雑な会計や法律関連のニーズに応える形で進化しています。最近の市場動向では、企業が求めるガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)のニーズが高まり続けており、Fidesの提供するAIコーポレートガバナンスは特に高い評価を受けています。
強力なシナジー効果
LegalOnは、法務業務を支援するリーガルAIプラットフォーム「LegalOn: World Leading Legal AI」を展開しており、今後Fidesのガバナンス機能を統合することを目指しています。これは、契約業務に加え、リスクおよびコンプライアンスマネジメントをワンストップで支援する、次世代のリーガルAIプラットフォームへの進化を意味します。
Fidesの共同創業者であるLisa Gradow(CEO)、Vincent Bobinski(CTO)、Philippa Peters(COO/CLO)など、多様な専門知識を持つチームがLegalOnに加わることで、製品開発やビジネス展開における強力な後押しが期待されます。グローバルな事業展開が加速する中で、両社の連携により市場での影響力が増すことでしょう。
文献・データ
企業の法人構造やESG(環境・社会・ガバナンス)対応が進む中、GRC市場は年平均で約15%の成長が見込まれています。Fidesが提供する先進技術を利用することで、企業法務を取り巻く環境は大きく変化する可能性があります。Fidesの技術を取り入れたリーガルAIの開発は、特に大手企業にとって非常に重要とされており、既存のツールに不満を持つ顧客層からの支持が高まっています。
未来に向けた展望
LegalOn Technologiesは今後も、顧客の事業成長を支援し続けていく方針です。Fidesとの提携は法務の重要な側面を改善し、企業法務における新たなスタンダードを築くチャンスを提供しています。企業としての成長と市場におけるリーダーシップを確立するため、両社は次世代技術の活用によりさらなる革新を追求していくでしょう。
参考リンク