Epic GamesがUnreal Engine 6を発表
Epic Gamesは、2026年に開催された「Unreal Fest Chicago」で、次世代ゲームエンジン「Unreal Engine 6(UE6)」の開発計画を公開しました。この新エンジンは、既存のUnreal Engine 5(UE5)とUnreal Editor for Fortniteを統合したもので、すべてのデベロッパーがさまざまな規模のゲームを同時に開発・デプロイできることを目指しています。
開発を統括するMarcus Wassmer氏は、「UE4は誰でも利用できるエンジンを提供し、UE5は構築方法を根本から変えた。UE6では、リリースと運用の方法を進化させることを長期的に考えている」と発言し、UE4とUE5とは異なるアプローチを強調しています。
UE6の開発の柱
Unreal Engine 6の開発は、以下の3つの大きな取り組みに基づいて行われます:
1.
ゲームプレイプログラミングモデルへのVerseの導入:これにより、C++をよりアクセスしやすくし、デベロッパーが大規模なオンライン体験を容易に構築できるようになります。
2.
オープンスタンダードの採用:コンテンツとコードの相互運用性を高め、デベロッパー間の大規模なコラボレーションを促進します。
3.
生産性向上のための開発パイプライン機能:モデルコンテキストプロトコル(MCP)やAIとの統合を進め、開発チームが重要なクリエイティブな作業に集中できる環境を整えます。
Lore:次世代バージョン管理システムの紹介
また、Unreal Engine 6の一環として新たに導入されるのが、オープンソースの次世代バージョン管理システム「Lore」です。Loreは、コードとバイナリアセットの双方を効率的に管理し、デベロッパーとアーティストがスムーズに協力できるように設計されています。このシステムにより、大規模なデータやチーム連携が可能になり、ゲーム開発やメディア制作の効率が格段に向上することが期待されます。
フォートナイトエコシステムの進化
フォートナイトのエコシステムも拡大を続けており、開発者に支払った金額が10億ドルを超えました。今年は、アニメーションやゲームプレイ機能の開発が進み、デベロッパーが制作したゲームのモバイルプレイ時間が前年の2倍に増加したことも報告されています。前回のスター・ウォーズのイベントでは、800万人以上が参加し、フォートナイトのシーンも大きく変わっています。
シンプソンズの登場
さらに、フォートナイトは今後も人気IPを取り入れており、次のコラボレーションとして「The Simpsons」が計画されています。昨年、シンプソンズとのコラボレーションで8,000万人を超えるプレイヤーが楽しむなど、エンゲージメントが高まっています。公式ツールキットが開発者に提供されることで、さらなるクリエイティビティの発揮が期待されています。
Epic Games Storeの強化
Epic Games Storeのインフラも大幅に強化され、2025年にはプレイヤーの支出が57%増加し、最高記録を更新しました。ストアとフォートナイトのエコシステムは相互に連携を強化しており、今後のコラボレーションも期待されています。
Unreal Fest Tokyo 2026の開催
最後に、Epic Gamesは2026年11月3日と4日に東京で「Unreal Fest Tokyo 2026」を開催することを発表しました。ここではUnreal Engineを活用した最新事例や体験が提供される予定で、参加者同士の交流も促進されます。昨年は1,800名以上が参加し、多様な業界の専門家が登壇したこのエベントにぜひ期待してください。