車載メーターの自動テスト機能が進化
日本ノーベル株式会社が提供するQCWingに新たなメーター判定機能が追加され、車載メーターの自動テストがさらに効率化されました。新機能では、汎用針検出やメモリ位置検出など、実用的な機能が4つ搭載され、より多彩なメーター表示に対応しています。
新機能の詳細
1. 汎用針検出
この新機能により、メーター針の位置を特定できます。判定外円や除外内円、さらには針の形状を登録することで、多様なタイプのメーターを対応可能にしました。
2. メモリ位置検出
最小位置と最大位置を事前に登録することで、メモリの位置を正確に検出します。これは、測定過程での精度をさらに高める要素となります。
3. メモリ数検出
指定した範囲内にあるメモリの数量をカウントする機能です。簡単に範囲を設定するだけで、その数を自動で判定してくれます。
4. メモリ方向位置検出
範囲と増加方向を設定することで、メモリの増加状況を把握できます。これにより、メーターの変化をより正確に追跡することが可能になります。
メーター判定オプションとは
QCWingのメーター判定オプションは、車載メーターの自動テストをサポートするためのツールです。メーターをカメラで撮影し、その画像を用いて表示灯や数字、さらには点滅するランプなどの判定を行うことができます。このオプションは、特にメーターの表示を確認する作業に特化した機能が備わっています。
メーター判定オプションの特徴
- - 期待値不要: 画面ごとの期待値を用意する手間が省け、シナリオ作成がスムーズに行えます。
- - 遮光不要: 光の影響を受けにくい設計のため、遮光用の筐体が不要になり、省スペースでの運用が可能です。
- - 簡単設置: カメラの位置を厳密に調整する必要がなく、三脚を使って簡単に設置できます。
さらに、従来の判定機能(表示灯/警告灯判定や数字判定、メーター判定)も従来通り利用できるため、これまで以上に多機能な運用が実現します。
発売日と展示会
この新機能は2023年10月25日に発売予定で、同日から幕張メッセで開催される「組込み/エッジコンピューティング展【秋】」にて展示される予定です。興味のある方はぜひ足を運んで、直接その機能を体験してみてください。
QCWingについて
QCWing自体は、PCを外部から自動的に制御し、アプリケーションのテストを効率化するためのツールです。これにより、従来は手動で行っていたGUIテストも自動化が可能となり、品質の向上に貢献しています。
会社情報
日本ノーベル株式会社は1980年に設立され、ソフトウェアとシステム開発のサービスを提供している企業です。これまでの豊富な技術力を活かし、様々な業界のニーズに応じた柔軟なソリューションを提案しています。詳しい情報は公式ウェブサイト(https://www.jnovel.co.jp/)でご確認ください。
車載メーターのテスト技術の進化は、運転の安全性を高める重要な支援となることでしょう。