インドネシアと日本の新しい国際教育プログラムの導入が実現

明星中学校・高等学校が実施する国際交流プログラム

明星中学校・高等学校が、ジャカルタにある私立高校 SMA Labschool Cirendeuと協働し、新たな国際交流プログラムをスタートしました。本プログラムでは、両校がオンラインでつながることにより、グループや1対1の交流、そしてプレゼンテーションを行いながら、生徒たちがそれぞれの文化や生活を学ぶことができます。

このプログラムを通じて、生徒たちは数年間にわたり継続的に文化交流や共同作業を行い、国際的な理解や友情を深める貴重な体験を得ることができます。また、教育機関として、国際的なカリキュラムをより充実させるために、私たちは積極的にその役割を果たしていきます。

インドネシアが選ばれた理由

インドネシアは、東南アジアに位置し、日本同様に英語圏ではない国です。そのため、英語を第二言語として学ぶ生徒たちが、自国の文化を教え合うことで、上下関係ではなく対等な関係で学ぶことができるのが大きな特徴です。このような形での交流は、国際的な感覚を育むために非常に有効です。

さらに、インドネシアを含むグローバルサウスの国々との協力関係は、経済発展や環境問題においてますます重要性を増しています。この背景を受けて、当社は英語圏中心の国際交流に代わる選択肢として、インドネシアとのプログラムを提案しています。

教育的な取り組みと課題

このプログラムの導入にあたっては、教員リソースや国際ネットワークが不足するという課題が浮上しました。忙しい教員が国際交流プログラムをゼロから立ち上げるのは非常に難しいからです。そのため、私たちはReady-made型のプログラムを提供することにしました。このプログラムでは、教師が別途計画する必要がなく、すぐに授業に取り入れることができます。これにより、既に国際教育に努めている学校にとっても、負担を軽減しつつ効果的なプログラムの活用が可能になります。

今後の展望

2022年度には高等学校の学習指導要領に「総合的な探究の時間」が組み込まれ、社会で必要とされるスキルや能力の育成が求められるようになりました。しかし、多くの学校がこの時間をどのように活用するかについて迷っています。この「総合的な探究の時間」を利用して異文化の交流を進めることは非常に有効だと言えるでしょう。

私たちは、明星中学校・高等学校でのプログラム導入をきっかけに、この取り組みの認知度を高め、全国の教育機関での普及を推進していきます。全ての生徒が異文化交流を経験できる世界を実現するために、国際交流プログラムはこれからも進化し続け、さまざまな形で展開していく予定です。

株式会社AirPangaeaについて

会社概要

株式会社AirPangaea（エアパンゲア）は、国際交流や異文化体験に関するプログラムを提供しています。2022年に設立され、日本の教育機関と海外の教育機関をつなぐサービスを展開しており、今後も様々なプログラムを通じて多くの生徒に異文化交流の機会を提供していくことを目指しています。

私たちのミッションは、全ての生徒が異文化を体験できる世界の実現です。たくさんの学生がこのような経験を通じて、未来の国際社会を担っていくことを期待しています。

公式ウェブサイト: AirPangaea