ウイスキーの新たな挑戦
ウイスキーに関する専門知識と鑑定力を試す「マスター・オブ・ウイスキー(MW)試験」が、ついに2025年度の一次試験の申込受付を開始しました。ウイスキー愛好家にとってこの試験は、究極の挑戦と言えるでしょう。
試験概要と申し込み
申込受付は
2025年10月15日(水)から12月15日(月) まで。受験資格は、20歳以上でウイスキー文化研究所の会員、かつウイスキープロフェッショナル(WP)の資格を持っていることが求められます。また、受験料は22,000円(税込)となっています。
一次試験の内容
一次試験は論文審査が行われ、詳細はウイスキーコニサーの公式ホームページで確認可能です。合格発表は
2026年1月下旬 に行われる予定です。
二次試験
一次試験に合格すると、二次試験へ進むことができます。こちらは記述式筆記試験、官能試験、口頭試問が行われ、試験は
2026年2月下旬 に東京で開催されます。合格発表は
2026年3月下旬 となっていますが、二次試験に合格した場合は資格認定料として33,000円が必要となります。
高いハードルとその歴史
「マスター・オブ・ウイスキー」試験は2010年に始まり、今年で15回目を迎えます。受験者数は114名に達しましたが、合格者はわずか19名という歴史が物語る通り、非常に高いハードルがあります。これまでの合格率は17%で、試験に合格した経験者も少ないため、受験を希望する方は一層の準備が必要です。
過去には合格者が誰もいなかった年もあり、毎年受験者の挑戦を見守ってきたこの試験には、名誉と誇りが詰まっています。
ウイスキーコニサーとは
ウイスキーコニサーは「鑑定家」を指し、この資格認定制度は日本で唯一のウイスキーに関する専門組織であるウイスキー文化研究所によって主催されています。三段階の資格を持ち、最初の「ウイスキーエキスパート」、「ウイスキープロフェッショナル」、そして最終段階の「マスター・オブ・ウイスキー」へと進むことができます。
ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守が代表を務め、2001年3月に設立されました。ウイスキー文化の普及と情報収集を目的に、さまざまな活動を行っています。これには、国内で唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の発行や、ウイスキーフェスティバルの開催、さらには東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の運営も含まれます。
資格取得への道
試験に挑戦する方は、公式サイトで合格者の詳細や過去の論文をご覧になり、実際の試験に向けてしっかりと学習を重ねてください。合格者の数は非常に少ないとはいえ、その先にはウイスキーの専門家としての新たな道が広がっています。この機会に、ウイスキーの魅力を深めてみてはいかがでしょうか。
興味のある方は、ぜひウイスキーコニサーのホームページをご確認ください。