スパイスとハーブの知識を深めて料理の幅を広げよう
生活に彩りを添えるスパイスとハーブ。今回、株式会社主婦の友社から発売される「スパイス&ハーブの使いこなし事典 4訂版」は、スパイスやハーブを活用したい方にとって必見の一冊です。本書は、基本的な知識や使い方、歴史に至るまで、幅広い情報を提供しており、料理だけでなく美容やライフスタイルにおける利用法も学べます。
スパイスとハーブの歴史
スパイスとハーブは古代から人類の生活に密接に関わってきました。例えば、古代エジプトではシナモンが防腐剤として利用され、古代ギリシャではヒポクラテスが400種類以上のハーブを紹介しました。また、中世ヨーロッパではスパイスが非常に貴重なものであり、金銀に匹敵する価値を持っていました。このような背景を知ることで、スパイスとハーブがどれほど重要な存在だったのかを理解できるでしょう。日本にも、古事記に記載のある山椒やしょうが、にんにくなどがあります。特に、江戸時代に登場した七味唐辛子は日本独自のスパイス文化の一部として知られています。
料理のプロになるための基礎知識
「スパイス&ハーブの使いこなし事典」では、スパイスやハーブを使いこなすための基本的な知識が具体的なレシピとともに紹介されています。香りづけや辛みづけ、色づけなど、スパイスやハーブがもたらす効果について詳しく解説されており、適切な使い方やタイミングについても触れています。
さらに、インドのチキンカレー、イタリアのパスタジェノベーゼ、スペインのパエリア、中国の豚の角煮といった各国の人気レシピも掲載されています。自分だけのアレンジ調味料を作るためのレシピもあり、家庭の食卓をより豊かにする手助けとなるでしょう。
スパイス&ハーブ検定について
本書は、スパイス&ハーブ検定(山崎香辛料振興財団主宰)の公式テキストでもあります。1級から3級までの検定に対応した内容で、合格を目指す方にとって心強いサポートが得られるでしょう。各レベルに適した内容が整理されており、80種類のハーブとスパイスの基礎知識、使い方が詳述されています。
スパイスのエピソードとライフスタイル活用法
各スパイスのエピソードは、料理に役立つだけでなく、読み物としても興味深い知識を提供します。また、フレッシュハーブの選び方や育て方、さらにはハーブバスや手作り化粧水、芳香浴、ルームフレッシュナーなど、美容や健康にも活用できる情報が盛り込まれています。最近のフードファディズムに関する話題も取り入れられ、現代の食文化にも気を配った内容となっています。
最後に
「スパイス&ハーブの使いこなし事典 4訂版」は、スパイスとハーブを楽しむすべての人にとっての必携本です。家庭で楽しむ方から、プロとして利用する方まで幅広くおすすめできます。定価は1980円(税込)、2025年12月5日発売予定です。電子書籍版も同時発売されるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。