五霞中学校が全国花のまちづくりコンクールで栄光を勝ち取る
茨城県五霞町に位置する五霞中学校が、全国で開催された第34回「全国花のまちづくりコンクール」において、学校部門で見事1位を獲得しました。この表彰は、平成25年度から始まった「花いっぱいの学校づくり」活動における取り組みを評価された結果で、地域の方々と共に育んできた成果が実を結びました。
地域との協力が生み出した成果
五霞中学校は、地域の協力者や全校生徒、全職員の努力によって「花いっぱいの学校」を実現してきました。特に、環境整備委員会が中心となり、種まきや育苗、植え付け、灌水、花壇のデザイン、除草といった一連の作業を自ら行うことで、持続可能な環境づくりを実現してきました。これらの活動は、単に美しい花壇を作るだけでなく、生徒たちに責任感や自然への親しみを教える貴重な教育の場となっています。
SDGsへの取り組み
五霞中学校では、SDGs(持続可能な開発目標)の教育を積極的に行っており、地域の協力者から提供された堆肥を使用するなど、資源を大切にする活動に取り組んでいます。土のリサイクルや環境保全活動は、生徒たちに学びを与えるだけでなく、地域とのつながりを強化する結果にもつながっています。
地域の声が生徒の成長を支える
昨年度から地域の方々がボランティアとして苗植えに参加するようになり、世代を超えた交流が生まれています。この活動を通じて「地域とともにある学校づくり」が実現し、生徒たちが自然を感じながら学ぶ環境が整っています。生徒たちは、自ら育てた花に囲まれ、日々の学校生活を過ごしながら、心の豊かさや健やかな成長を育んでいます。
今後のビジョン
五霞中学校は、今後も「地域とともにある学校づくり」を継続しながら、五霞小学校との連携を深め、隣接型小中一貫校の特性を活かした更なる施策を進めていく考えです。学校から町全体が花いっぱいとなる未来を見据え、生徒一人一人の成長を支えていく決意を新たにしています。
全国の花づくりへの挑戦
第34回「全国花のまちづくりコンクール」には、全605件の応募があり、その中の119件が学校部門からのものでした。五霞中学校は過去にも複数回の受賞歴があり、今年の受賞が初めての大賞に値する賞となりました。今後の活動が周囲にも影響を与え、他校や地域の取り組みの模範となることが期待されています。
このように五霞中学校の活動は、地域の力を借りながら、次世代を育む実践的な教育となると共に、環境への配慮を忘れない持続可能な社会を築くための示範となっています。