不登校支援の新たな試み「ゆっくりサポート」はじまる
2024年12月、株式会社スダチは不登校に悩む親御さん向けの新しい支援プログラム「ゆっくりサポート」を発表しました。このプログラムは、一人ひとりのペースに寄り添った支援を目指しています。
これまでスダチは、子どもたち一人ひとりの家庭環境や状況に応じて、1~3ヶ月の支援を行ってきました。しかし、新たにスタートする「ゆっくりサポート」は、希望する家庭に向けてより長い期間での支援を提供するものです。具体的には、週に1~2回のサポートを通じて、3ヶ月から1年という長期にわたり家庭内の改善を手伝います。
「ゆっくりサポート」プログラムでは、家庭内でのルール作りやデジタル機器の使い方についても配慮しながら導入を進めます。こうした段階的なアプローチにより、親子の関係性をより良いものに導くことを目指します。これまで多くの家庭が抱える悩みを解消するため、スダチはここに新たなサポートを提供する準備を整えました。
提供対象の家庭
スダチは、「消極的不登校かつ身体・精神ともに問題がないお子さん」を持つ家庭に特にこのプログラムを届けたいと考えています。近年、不登校の背景や状態は多様化していますが、一般的には「積極的不登校」と「消極的不登校」の二つに大別されます。
積極的不登校
お子さんが自分の意思で学校に行かない選択をする形で、自己学習や興味のある分野に打ち込むことが特徴です。この場合、再登校を目指す必要はなく、個々の興味を深めることに重きを置いています。
消極的不登校
一方、学校に行きたい意欲はあるものの、何らかの要因で行けない状態にある場合もあります。スダチはこの消極的不登校の中でも、次の2つのタイプに細分化し、対応しています。
1.
外部要因による場合:病気やいじめなどが影響し、医師の監修のもとでの適切な医療機関の受診が求められることがあります。
2.
デジタル依存による場合:お子さんは「何となく学校に行けない」と感じ、親も原因が分からず困惑するケースが多々見られます。
最新の文科省の調査によると、不登校の原因として高い割合を占めるのは「やる気が出ない (32.2%)」、「不安・抑うつ (23.1%)」、「生活リズムの不調 (23.0%)」の3つです。これらの要因が多くの家庭での相談の根底にあります。
スダチの取り組み
スダチでは、お子さんの特性に応じた支援として、デジタル依存の克服方法や親子のコミュニケーションを深める方法、自己肯定感を高めるやり方などを親御さんに指導します。これにより、お子さんが自発的に「学校へ行こうかな」と思えるように導くことが期待されています。
長期的なサポートがカギ
短期間でメソッドを習得し、実践に移すことが難しいという声も多く寄せられていたため、スダチは長期間じっくりとサポートを提供し、親としてのスキルアップを図れるよう「ゆっくりサポート」を企画しました。プレッシャーを感じることなく、お子さんに向き合える環境を整えるために、2つのプログラムの融合は大いに意味があるといえるでしょう。
スダチは今後も、親と子どもが共に前進できるよう、安心して取り組める環境を提供し続けます。
会社概要
- - 会社名:株式会社スダチ
- - 代表者:代表取締役 小川涼太郎
- - 所在地:東京都渋谷区神宮前6-28-9
- - 設立:2019年5月7日
- - 事業内容:不登校支援事業
- - URL:スダチ公式ページ