強豪校の女子ハンドボール部が紡いだ青春の記録、写真集発売！

青春を記録に残す！

2020年、世界に猛威を振るった新型コロナウイルスの影響で、日本のスポーツ界、特に高校生の部活動は大きな打撃を受けました。数多くの公式戦が次々と中止となり、選手たちの努力の結果が発揮される場を失ってしまいました。

特に佼成学園女子高等学校のハンドボール部は、過去10年で3度のインターハイ優勝を果たした全国屈指の強豪校。その新チームが全国制覇を目指して活動を開始した矢先、公式戦が相次いで不開催となるという厳しい環境に直面しました。果たして彼女たちはどのようにこの困難な一年を乗り越えたのでしょうか。

公式戦の中止が続く中でも、選手たちは「今、自分たちにできることは何か？」を考え続け、変わらぬ真剣な気持ちで練習に励んでいました。彼女たちの努力は決して無駄にはならず、将来的に振り返ることができるようにと、特別な形で記録を残したいと願う気持ちから、写真撮影が行われました。

この撮影を担当したのは、株式会社スタジオタカノのカメラマン、鶴田顕三氏です。彼は選手たちの真剣に取り組む姿や、汗を流して努力する瞬間、さらにはふとした瞬間に見せる無邪気な笑顔を捉えました。これらの写真は、彼女たちの1年間の等身大の姿を映し出しています。

公式戦での記録には残せなかった彼女たちの頑張りは、1冊の写真集としてまとめられました。この写真集は、2021年3月7日に選手たちに手渡され、彼女たちが厳しい練習の合間にも見つめることができる大切な思い出となっています。

佼成学園女子高等学校ハンドボール部の特徴として、創部からの歴史や実績も挙げられます。創部は昭和38年で、全国高校総体（インターハイ）での優勝回数は4回、全国選抜大会では3回の優勝実績を持っています。関東大会では5回の優勝を果たし、27年連続出場記録を更新中という素晴らしい成績を収めています。チームのモットーは「ハンドボールが人間を練り、ハンドボールが人間を作る」で、監督は石川浩和氏、コーチは安藤希沙氏が務めています。

この写真集の仕様は、128ページの本文で、サイズは140×210mm（横本）、表紙にはアートポスト紙が使用され、製本は並製本（ソフトカバー）となっています。青春を刻むこの一冊を手に取ることで、彼女たちの努力と情熱に触れることができるでしょう。

佼成学園女子高等学校ハンドボール部の選手たちが創り出したこの写真集は、彼女たちの青春の一ページを、未来へと繋げる大切な記録です。