アートギャラリー誕生
2023-05-23 09:30:01

現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」が神宮前にオープンし新展覧会を開催

現代アートの新たな拠点、Galerie Supermarkt



最近、東京・神宮前に新しい現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」がオープンしました。このギャラリーでは、展覧会「Welcome to my melancholy」が2023年6月3日から7月9日まで開催されます。この展覧会は、韓国出身のアーティストであるサン・ウー・キムと、イタリア出身でロンドンを拠点に活動しているヨハネス・ボシシオの二人による対話を通じて、その作品が提示する脆弱性や美しさ、内省について探求しています。

展覧会「Welcome to my melancholy」の背景



「Welcome to my melancholy」は、現代社会における生産性や成功に対する圧力、そして人間が抱える感情の複雑さを扱います。二人のアーティストは、芸術が共感と理解を促進する上でどのような役割を果たすかを考察し、断絶や分裂を感じる現代において、つながりと共感の重要性を再認識させようとしています。彼らの信念に基づいて、展示された作品は鑑賞者に新たな視点を提供し、より深い理解を促すことを目指しています。

サン・ウー・キムの工夫



サン・ウー・キムは、様々なメディアを使って絵画と写真の境界を曖昧にし、参加者を引き込む作品を生み出しています。彼の作品は、第三の文化圏で育った彼自身の体験や、ディアスポラにおける苦悩を反映しています。人種差別やアイデンティティの問題に挑みながら、彼は自己認識の重層性について深く掘り下げていきます。

ヨハネス・ボシシオのビジョン



一方で、ヨハネス・ボシシオは、人間と機械の関係性や異なる実体の交差点を探っています。彼の作品は、物質と非物質、または有機と無機の境界を超えた探索を反映したものです。特に、彼は車体のスクラップを使用して人間、技術、文化、経済の相互結合を描写し、ダナ・ハラウェイの「サイボーグ宣言」の思想を援用しています。これにより、性別や人種、資本主義の框組みを再考する機会を提供します。

Galerie Supermarktの理念



Galerie Supermarktは、2021年に世界的なパンデミックに直面したことをきっかけに新しいアプローチを模索し始めました。その特徴的な運営スタイルとして、従来の展示空間にとらわれず、アートとアーティストに最適な場所を選んで展覧会を行うことを提唱しています。固定のスペースを持つことで、アジア諸国を含む多国籍の観客とのコミュニケーションプラットフォームを確立し、現代美術の発展に寄与しようとしています。

今後も新興アーティストを発見し、彼らの持つ潜在的な才能を育成することを目指し、こちらのギャラリーは多様なカルチャーと連携し、現代アートの未来を体現していく所存です。

展覧会概要


  • - 会期: 2023年6月3日(土) - 7月9日(日)
  • - 開廊時間: 11:00 – 18:00
  • - 会場: Galerie Supermarkt
  • - 住所: 東京都渋谷区神宮前3丁目7番12号

この機会に、ぜひ足を運んでアートの力を感じてみてはいかがでしょうか。アーティストの取材やギャラリーの撮影に関するお問合せも歓迎とのことです。

会社情報

会社名
ズーパーマルクト株式会社
住所
東京都港区赤坂7−5−16−205
電話番号

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