新時代のVR体験を実現する「Lumbus-Type1」
広島市に拠点を置く株式会社Lumbusが、最新のモーションプラットフォーム「Lumbus-Type1 開発者用組み立てキット」を発表しました。この製品は、VRコンテンツの感覚を高め、ユーザーにより没入感のある体験を提供します。
このモーションプラットフォームは、2本の伸縮可能なアクチュエーターを搭載し、ロールとピッチの2つの自由度で動作します。この機能により、VR映像と連動することで、リアリティを一層増幅します。また、現在国際特許出願中の技術が詰め込まれているため、先進的な機能が魅力です。
最大の特長は、座席下に設置された球面状の支柱による新しいデザインです。この構造により、コンパクトながらも少ない力で高速かつ高精度に座席を揺らすことが可能です。これにより、ユーザーはまるで実際にその場にいるかのような感覚を味わえます。また、動作の制御も非常にスムーズで、トリガーとして機能する制御用PCとプラットフォームをUSB接続し、UDP通信を介して揺動角度、速度、加速度を手軽に調整できます。
さらに、開発者はUnreal Engine 4やUnityなどのプラットフォームとの連携も容易に実現できるため、様々なVRプロジェクトに対応可能です。これにより、開発者は独自のコンテンツをより魅力的に演出できるでしょう。
価格は税込598,000円で、公式サイトの販売フォームから注文を受け付けています。これは、VRに関連する研究者や開発者を主なターゲットとした評価版であり、自力で組み立て、安全に取り扱うことができる能力が求められます。ジャンルを問わず、VR技術の革新が期待されるこの製品は、開発者にとっては新たなビジョンを拡げる絶好の機会を提供するでしょう。
企業情報
株式会社Lumbusは、広島市立大学情報科学研究科に所属していた脇田航講師が開発したVR用揺動装置の技術を基に、2018年に設立されました。地域に根ざしたこのベンチャー企業は、VR技術の社会実装を推進しながら、新たな可能性を模索し続けています。
詳細情報や製品に関するお問い合わせは、公式サイト
Lumbusをご覧ください。