NPO JIIとAI翻訳
2025-03-10 12:03:44

NPO JIIが多文化共生を推進、AIを活用した言語対応の現状と未来

近年、日本国内での外国人住民の数が増える中、特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会、通称JIIが多文化共生の実現を目指す新たな取り組みとして、株式会社システートソリューションズが提供するWebサイト自動多言語化ソリューション「Cistate Translation Proxy」を導入しました。これにより、英語に加え、ネパール語にも対応することが可能となりました。さらに、今後はドイツ語にも対応を進める予定です。

JIIは、地域の日本人ボランティアと外国人住民を結びつける「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々が共に暮らすための支援を行っています。言語の壁は外国人住民が日本で暮らす上での大きな課題であり、その解決にはWebサイトの多言語化が不可欠でした。これまでは、日本語を逐次翻訳し、ネイティブチェックを行う手法をとっていましたが、それでは運営のリソースがかさむ一因となっていました。

「Cistate Translation Proxy」は、指定したWebサイトの情報をリアルタイムで取得し、生成AIと自然言語処理技術を駆使して自動的に翻訳を行うシステムです。この導入によって、運営は大幅に効率化され、翻訳作業の手間を削減することに成功しました。この技術により、必要な情報がより早く、正確に外国人住民に届けられるようになります。

将来的には、JIIは2025年から「スポットおとなりさん」を開始し、地域の日本人ボランティアが外国人住民の日常的な困りごとをサポートする新しい事業を展開する計画です。この事業は、生活インフラや医療、教育、行政手続きなど、外国人が直面する課題を解決するための短期的な支援を提供します。

多言語でのWebサイト管理が進むことで、より多くの外国人住民が求めるサポートを効率的に行うことができるようになります。これにより、外国人住民はより安心して日本での生活を送ることができ、日本人との相互理解を深める機会が拡充されるのです。

JIIの団体概要は、東京都目黒区に位置し、2010年に設立されました。理事長の石川憲彦氏のもと、JIIは文化的多様性を最大限に活かした社会の実現を目指して活動しています。公式サイトでは、団体の詳細やさまざまなサポートプログラムについても紹介されています。

今後もJIIは、日本に暮らすさまざまな外国人住民と日本人が心地よく共存できる環境を整えるため、多岐にわたる活動を続けていくでしょう。多文化共生社会の実現のため、言語の壁を取り除き、相互理解を促進する取り組みはますます重要となると考えられます。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会
住所
東京都目黒区下目黒5-27-5
電話番号
03-6452-3760

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