まん福ホールディングス、みずほ銀行から1.2億円の資金調達を実施

まん福ホールディングス、1.2億円の資金調達を実施

まん福ホールディングス株式会社が、株式会社みずほ銀行とのデットファイナンス契約により、総額1.2億円の資金調達を行ったことを発表しました。この資金調達は、2025年1月に事業承継が行われる米国ニューヨーク州の寿司ブランド「OSAKANA」への成長資金供給を目的としており、まん福HDのグローバル戦略の重要な基盤を支えるものとなります。

資金調達の目的

「OSAKANA」は、ニューヨーク・マンハッタンを拠点にするテイクアウト寿司ブランドです。このブランドは、直営店や高級日系スーパー内の店舗を有し、寿司および鮮魚の販売、寿司教室、さらにはケータリングといった多岐にわたる事業を展開しています。このたびのデットファイナンスは事業承継に伴う資金支援として実行され、まん福HDはアメリカ市場におけるビジネスの拡大を一層加速する計画です。

みずほ銀行の支援発言

みずほ銀行渋谷法人部部長の坂内智宏氏は、まん福ホールディングスの成長とグローバル展開を支える財務基盤を構築することができ、非常に光栄であるとするコメントを寄せています。日本の経営者の平均年齢が年々上昇していることから、企業の廃業が増加する懸念がある今、業界内の競争力を保ちながら、伝統、雇用、ブランドを保護することが急務とされています。坂内氏は、まん福ホールディングスがこの食業界で圧倒的な実績を有するメンバーにより迅速に成長した点を強調し、今年だけで12社に対する事業承継を可能にしたことに言及しました。

まん福ホールディングスの挑戦

まん福ホールディングスの代表取締役である加藤智治氏は、今回の融資について喜びのコメントを出しています。この資金は、特に「OSAKANA」の成長を通じて、日本の食文化をより広く世界に広めるための第一歩と位置づけられています。また、加藤氏は、同社が数多くのサポートを受けていることに感謝の意を示し、今後も事業承継を通じて日本の食文化の価値を信じ、海外へ挑戦を続けていく意向を明らかにしました。

まん福HDの事業背景

まん福ホールディングスは、2021年に実績のあるメンバーにより設立されました。現在、日本の中小企業で後継者不在が顕著な問題になっており、それに対応するために「食業界」に特化した事業承継を行っています。設立わずか4年で、純粋な事業承継として海外を含む12社のプロジェクトを成功裏に進めました。同社のビジネスモデルは、先代の思いや伝統を守りながら成長を目指すものであり、今後も飲食業界の活性化に貢献する姿勢を貫いています。まん福ホールディングスの挑戦は、今後も多くの注目を集め続けることでしょう。