新潟国際自動車大学校に新たな風
新潟市にある専門学校、新潟国際自動車大学校において、レース業界で名を馳せた土沼廣芳氏がモータースポーツ科の特別顧問に就任しました。彼は1980年代に「チーム ル・マン」にてレースメカニックとして活躍し、その後、指導者としても多くのトップドライバーを育て上げてきました。今回は、2025年10月10日(金)に行われた特別授業の様子をお届けします。
特別授業のテーマ
授業のテーマは「レーシングドライバーとして世界で活躍するために必要なこと」です。このテーマのもと、学生たちは走行データ分析について学び、実際にどのようにデータを活用するのかを理解するための貴重な機会となりました。
土沼氏だけでなく、大手自動車メーカーで活躍する車両開発エンジニアの馬石幸端氏も特別ゲストとして登壇し、学生たちの質問に丁寧に答えました。興味深い内容は、「速く走る方法」や「走行データをどのように理解すべきか」といった具体的なもので、学生たちの理解を深める手助けとなりました。
学生たちの反応
授業を受けたモータースポーツ2級整備士学科の菅原さん(茨城県/勝田工業高校出身)は、「データ分析の方法や機械工学的知識は非常に役立ちました。これからの走行実習において、それらを活かしながら自己反省を大切にしたい」とコメントしています。彼のような学生たちが、この貴重な授業を通じて成長していく姿が目に浮かびます。
モータースポーツ科の特長
新潟国際自動車大学校モータースポーツ科は、国内でも稀なレーシングドライバーおよびメカニック育成を目的とした学科です。1年生から実技教育が行われ、ホームサーキットにてカート走行実習を重ねます。フォーミュラカーやツーリングカーなど、さまざまなカテゴリーでのレースへの参戦が可能で、学生たちは実践を通じて自らのスキルを磨いていきます。さらに、整備士資格の取得も目指し、幅広い将来の進路を確保しています。
学校の信頼性
ちなみに、新潟国際自動車大学校の国家資格合格実績は10年以上にわたり100%という驚異的な数字を誇ります。少人数制という学習環境のもとで、専門的な知識を持つ講師陣による指導が行われており、学生はいち早く業界で通用する技術を習得することができます。
NSGグループとその理念
この学校は、教育事業や医療、福祉などを展開するNSGグループに属しています。グループ全体は地域を活性化させることを目指しており、様々な事業を通じて「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに地域貢献に取り組んでいます。
まとめ
土沼廣芳氏の就任により、新潟国際自動車大学校のモータースポーツ科はさらにエキサイティングな未来を迎えています。学生たちは、自らの夢に向かって、理論と経験を兼ね備えた学びを深め、次世代のレーシングドライバーやメカニックとして成長していくことでしょう。今後の活躍が楽しみです。