野村芳太郎再評価
2025-02-28 17:52:02

映画監督・野村芳太郎の再発見と再評価プロジェクトが始動

映画監督・野村芳太郎の再発見と再評価プロジェクト



松竹が立ち上げた「没後20年(2025年)から――生誕110年(2029年)へ多彩なる多才のアルチザン 映画監督・野村芳太郎」プロジェクトが、映画界に大きな波紋を広げています。名監督・野村芳太郎が再び脚光を浴びる中、彼の作品群やその功績を見直し、次世代に伝えるための取り組みとして注目を集めています。

野村芳太郎とは?



野村芳太郎は、大正8年4月23日に生まれ、2005年4月8日に亡くなった日本映画界の巨星です。彼は、黒澤明監督をして最高の助監督とまで言わしめた才能を持つ人物で、サスペンス作品に多くの名作を残しています。彼の代表作には、松本清張原作の『砂の器』や『八つ墓村』などがあり、サスペンスだけにとどまらず、コメディや青春ドラマ、時代劇など、多彩なジャンルに挑んできたことが知られています。信念に基づいた作り込みや独自の映像表現が、観客の心を掴みました。

プロジェクト内容



このプロジェクトは、様々な試みを通じて野村芳太郎の再評価を行うことが目指されています。以下はその主なメニューです。

1. 書籍刊行と上映会:2025年3月10日には、樋口尚文著の『砂の器 映画の魔性 - 監督 野村芳太郎と松本清張映画』が出版され、池袋の新文芸坐で特集上映が行われます。初日は著者と子役の春田和秀氏のトーク&サイン会も予定されています。

2. 配信サービス「JAIHO」にて初配信:3月7日から始まるこのプロジェクトでは、未DVD化の7作品が日本で独占配信されます。『最後の切札』や『背徳のメス』、さらには『女たちの庭』など、多彩なジャンルの作品を楽しむことができます。

3. 午前十時の映画祭に参加:『砂の器』が「午前十時の映画祭15」で上映される予定も発表されています。厳選された名作として、全国の映画館での上映が期待されています。

4. 公式ウェブサイトの開設:野村芳太郎の公式サイトも立ち上げられ、彼の作品や生涯を紹介するプラットフォームが整備されます。これにより、彼の魅力がより多くの人々に伝わることが期待されています。

5. CS・BSで特集放送:衛星劇場やBS松竹東急では、特集番組が放送され、過去の名作が再び視聴される機会が設けられます。これもまた、彼の作品への理解を深める助けとなるでしょう。

野村監督の遺産



野村芳太郎監督は、88本の劇場公開作品だけでなく、プロデューサーとしても数多くの映画に携わってきました。彼が手掛けた作品は、ただのエンターテインメントにとどまらず、より深い人間の心理や社会的メッセージを伝えるものが多かったです。特にブラックコメディや青春ドラマなど、幅広いジャンルでの優れた表現が評価されています。

まとめ



没後20年という節目を迎えるにあたり、野村芳太郎の再評価プロジェクトは、彼の偉大な足跡を次世代に伝える重要な取り組みです。このプロジェクトが成功し、野村監督の作品群が新たに評価されることを期待しています。彼の多彩な才能は、今もなお多くの映画愛好者の心を掴んでいます。ぜひこの機会に、彼の作品を改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

画像26

会社情報

会社名
松竹株式会社
住所
東京都中央区築地4丁目1番1号 東劇ビル
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 映画監督 松竹 野村芳太郎

Wiki3: 映画監督 松竹 野村芳太郎

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。