別府で注目の特撮映画公開撮影
大分県別府市に位置する杉乃井ホテルで、特撮映画「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」の爆破シーンが公開撮影されました。この映画は、2025年5月29日に行われた撮影イベントで、映画監督の田口清隆氏が脚本も担当しています。特に注目されたのは、宿泊棟「中館」を撮影場所として使用し、大迫力の爆破シーンが展開されたことです。
別府を盛り上げる映画プロジェクト
このプロジェクトは、コロナ禍で観光業の影響を受けている別府を「映画の力」で再活性化することを目的に、2021年2月にスタートしました。日本屈指の映画監督がリレー形式で短編映画を制作し、その一部の売上を別府の共同温泉の改修に活用しています。今回の映画は第8弾に位置付けられ、前作「大怪獣ブゴン」に引き続き田口監督が指揮を執ります。
豪華キャストが集結
映画のメインキャストには、前作から続投の青柳尊哉氏に加え、全日本プロレスの人気レスラー・安齊勇馬氏や斉藤ブラザーズも登場します。特に、爆破シーンにはメディア関係者もエキストラとして参加し、映像の迫力を楽しむことができました。田口監督は、「杉乃井ホテルの協力のおかげで、素晴らしい爆発シーンを成功させることができました」とコメントし、その出来栄えに自信を見せました。
今後の公開スケジュール
「ブゴン対ジュンダ対レイガ」は、2026年春に別府ブルーバード劇場にて公開予定で、翌年からは全国のミニシアターでの上映も始まります。ストーリーは、全日本プロレスの若手選手たちが別府の街に現れ、隕石や怪現象に巻き込まれていくという内容です。臨場感あふれる映像と共に、地域名所を舞台にした独自の物語が繰り広げられます。
田口監督の新たな挑戦
監督の田口清隆氏は、1980年に北海道室蘭市で生まれ、長年にわたり特撮映画に携わってきました。彼は、ウルトラマンシリーズにおいてもメイン監督を務め、特撮界における新たな才能として注目を浴びています。2025年には、初のアニメ監督作品も予定されており、さらなる活躍が期待されます。彼は今回の映画制作に対して、「全日本プロレスとのコラボレーションや杉乃井ホテルとの協力によって、楽しくて迫力のある映画が完成することを確信しています」と期待を寄せています。
杉乃井ホテルのサステナビリティ
杉乃井ホテルは、環境への配慮や地域との共生をテーマにしたサステナビリティの取り組みも進めています。世界中の旅行者に愛されるプレミアムリゾートを目指す中で、観光地別府を盛り上げる活動にも力を入れており、今回の特撮映画とも相まって新たな賑わいを創出しています。さらに、2025年に大規模リニューアルが完了し、新たな魅力を持った杉乃井ホテルとして再出発します。
結論として
別府温泉で展開される特撮映画「ブゴン対ジュンダ対レイガ」は、地域の観光振興にも繋がる大きなプロジェクトです。映画ファンにとっても、また新たな魅力を持った特撮作品が生まれることに期待が高まります。今後の展開や、別府への訪問を通じて、この特撮映画の魅力を味わうことができるでしょう。