日本の県鳥と世界の国鳥が勢ぞろい!魅力あふれる図鑑が誕生
株式会社カンゼンより、日本の都道府県や世界各国のシンボルとなっている鳥を紹介する図鑑『せかいの国鳥 にっぽんの県鳥』が2024年11月11日に発売されました。
本書では、日本の47都道府県のシンボル鳥に加え、世界60以上の国と地域のシンボル鳥を網羅。国鳥の中には、公式に定められているものだけでなく、慣例的にそう認識されている非公式のものも含まれています。日本の国鳥であるキジも、実はこの後者にあたります。
各鳥の写真とともに、その土地の自然環境や歴史、文化を分かりやすく解説。それぞれの鳥が、その土地の人々とどのように関わってきたのかを垣間見ることができる内容となっています。
鳥を通して読み解く、多様な地域文化
本書の魅力は、単に鳥を紹介するだけでなく、それぞれの鳥が象徴する土地の文化や歴史にまで踏み込んでいる点です。例えば、北海道のシンボルであるタンチョウヅルは、その優雅な姿から古くから人々に愛されてきた歴史が紹介されています。また、イギリスの国鳥であるヨーロッパコマドリは、その美しい鳴き声から、古くから詩や文学にも登場していることがわかります。
各ページには、鳥の生態や特徴だけでなく、その土地ならではの風習や言い伝えなども掲載。鳥を通して、各地域の文化や歴史を深く理解することができます。
美しい写真と分かりやすい解説で、鳥の世界を堪能
本書では、鮮明で美しい鳥の写真を多数掲載。それぞれの鳥の羽の色や模様、体の特徴などが、細部まで克明に捉えられています。また、専門用語を避け、小学校中学年以上の子供にも理解しやすいように解説されているため、大人から子供まで幅広い読者層が楽しめる一冊となっています。
さらに、巻末には監修者である小宮山輝之氏と編集者であるポンプラボのプロフィールも掲載。小宮山氏は長年、動物園で動物の飼育に携わってきた経験から、鳥の生態や行動について詳しい解説を寄せています。
本書の構成
本書は大きく分けて「にっぽんの県鳥」と「せかいの国鳥」の2つのパートで構成されています。
「にっぽんの県鳥」では、日本の47都道府県のシンボル鳥を、都道府県ごとに紹介。それぞれの鳥の写真、解説、そしてその土地の自然環境や歴史、文化に関する情報が掲載されています。
「せかいの国鳥」では、世界各国のシンボル鳥を紹介。大陸別に章が分かれており、各国の国鳥の写真、解説、そしてその土地の自然環境や文化に関する情報が掲載されています。
鳥好きにも、そうでない人にもおすすめの一冊
本書は、鳥類に興味のある人だけでなく、それぞれの地域の歴史や文化に興味のある人にもおすすめです。美しい写真と分かりやすい解説で、鳥の世界を存分に楽しむことができる一冊となっています。子供たちの知的好奇心を刺激し、自然への関心を育むきっかけにもなるでしょう。
この機会に、日本の県鳥と世界の国鳥の世界を旅してみませんか?