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五常・アンド・カンパニーの新たな挑戦

五常・アンド・カンパニーが最近、シリーズCラウンドのセカンドクローズで合計38億円を調達したことが発表されました。この資金調達には、国際協力機構（JICA）、丸井グループ、セブン銀行、SOMPOホールディングスのコーポレートベンチャーキャピタルが参加しました。この新たな資金は、アジア地域でのビジネス拡大とテクノロジーへの投資を進めるために大きく寄与するでしょう。

シリーズCラウンドの概要

今回のシリーズCラウンドは、既存のリード投資家である第一生命保険株式会社の支援を受けて行われました。前回のファーストクローズと同様に、このセカンドクローズも戦略的な投資家を迎え入れることで、企業の成長を加速させます。特に注目すべきは、シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるTransLink Capitalが、これらの新たな投資家と共にCVCを運営している点です。この協力により、五常・アンド・カンパニーはその国際的なネットワークを活かしながら、更なるチャンスを探ることができるでしょう。

五常・アンド・カンパニーについて

2014年に設立された五常・アンド・カンパニーは、民間セクターの世界銀行を目指しており、金融サービスを通じて世界中の人々にアクセスを提供することをミッションとしています。2030年までに50カ国で1億人への金融サービスの提供を目指し、急速に成長を遂げています。

創業から5年で、インドやカンボジア、スリランカ、ミャンマーに約2,300人の従業員を抱え、顧客数は40万人を超えました。また、融資総額は200億円を超え、2017年度からは連結黒字化に成功しています。これは、持続可能なビジネスモデルの証であり、金融サービスの質の向上に寄与しています。

未来に向けたビジョン

五常・アンド・カンパニーは、「誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界」というビジョンを掲げています。この理念のもと、同社はこれまで以上に多様な金融サービスを提供し、顧客のニーズに応えていくことを目指しています。本社は東京の渋谷区に位置し、代表取締役の慎泰俊氏がその舵取りを行っています。

この資金調達の成功は、五常・アンド・カンパニーの今後の展開に大きな期待を抱かせるものです。アジア地域での拠点拡大とテクノロジーへの投資により、より多くの人々に質の高い金融サービスを届けられることが期待されます。今後の成長が楽しみです。

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