次世代冷却ウェア『AIR SYNC』の誕生
日本から世界に向けて発信された次世代冷却ウェア『AIR SYNC(エアシンク)』が、イタリアの国際デザインコンペ、A' Design Award & Competition 2025-2026で最高賞のプラチナ賞を獲得しました。このウェアは、Fashion Curating Studio【 ISHIKAWAYA 】が独自に開発したもので、特許技術を活用しています。
A' Design Award & Competitionとは
A' Design Awardは、イタリアのコモで開催される世界的に有名なデザインコンペティションです。ここでは、デザイン、創造性、技術の卓越性を評価し、最も優れた作品にプラチナ賞が授与されます。今年の授賞式は2026年7月16日に行われる予定です。
暑さに襲われる日本の現状
日本の夏は毎年、深刻な熱中症危機に見舞われ、8万人以上が救急搬送され、100人以上の命が奪われる事態が続いています。特に屋外での労働環境においては、労働災害が年間3,000~4,000件も報告されています。こうした急増する熱中症患者を救うためには、新しい冷却システムが求められていました。
『AIR SYNC』の革新性
従来のファン付きウェアは、風を送り続けるために強いファン出力が必要ですが、それではバッテリーの消耗が早く、実用性に欠けます。そこで『AIR SYNC』は、空気の流れをデザインし、「着るシェルター」としての新たな概念を打ち出しました。このウェアは、ピンポイント冷却技術により、快適性を向上させ、また安全性を確保しています。
特許技術「VENTURI CORE」
『AIR SYNC』に搭載されている特許技術「VENTURI CORE」は、ベンチュリ効果を応用したトンネル構造により、熱を逃しやすい部位へと冷気を的確に誘導します。これにより、120秒以内で最大マイナス9度の冷却空間が実現可能です。40度以上の熱風を取り込んでも効果的に冷却することができます。
美しさと機能性の両立
本ウェアの設計は、「美は機能する」という理念に基づいています。伸縮しない気流トンネルを使用することで、動いても美しいシルエットを保ち、プロフェッショナルの場面でも自信を持って着用できるようになっています。
高機能素材の選定
アウターシェルには、東レの高機能防水透湿素材「Dermizax™」を使用。耐水圧20,000mm以上の防水性能を誇り、透湿性、防風性に優れたこの素材は、厳しい条件下でも着用者を守ります。
ビジネスとライフスタイルに寄与
接客業やサービス業など、見た目と機能性が求められる現場こそ、この冷却ウェアの真価が発揮されます。企業にとっては、社員の健康を守る意味でも重要です。また、日常生活においても、ゴルフ、テニス、キャンプなどあらゆるアクティビティで活かされることが期待されています。
クリエイティブディレクターの思い
クリエイティブディレクターの石川裕太氏は、日本のモノづくりの力に誇りを持っており、『AIR SYNC』の開発を通じて、次世代の安全インフラを創出することの大切さを語ります。
今後の展開
2026年6月には新会社「株式会社AIR SYNC」を設立し、グローバルな展開を視野に入れた新プロジェクトが始まります。この冷却ウェアは、今後も多くのパートナーシップを通じて、世界中の市場に提供される予定です。次世代型冷却器「AIR TURBINE」や自社開発されるコアデバイスも進行中で、さらなる進化が期待されています。