TCJグローバルがネパールの教育機関と提携
株式会社TCJグローバル(以下、TCJ)は、2025年7月1日よりネパールの日本語教育機関、Akshara International Education Pvt. Ltd.(以下、Akshara社)との業務提携を発表しました。この提携は、TCJがこれまで培った日本語教育のノウハウをもとに、ネパールにおける日本語教育の充実と、日本における法人向け外国人材の採用支援を強化するものです。特に特定技能外国人材の需要が急増する中、日本国内での幅広いニーズに応えることが期待されています。
海外展開の戦略と背景
1988年設立のTCJは、これまでに80以上の国々から留学生や就労者を迎え、高品質な日本語教育を提供してきました。特に日本国内では労働人口が減少している中、外国人材の受け入れが重要性を増しています。TCJは、これらのニーズに対応するべく、長年の実績と現地パートナーとの連携を強化し、法人が求める様々な人材ニーズに応えることを目指しています。
ネパール人材の特徴と強み
ネパールの人口は約3161万人で、そのうち労働年齢人口の割合は65%を占めています。特に若年層の労働力が豊富で、平均年齢は23~24歳と言われています。このような背景から、ネパールからの若い人材が日本に進出する機会が増加しています。また、国内雇用が限られる中、約600万人が海外で働いており、特に日本への進出意欲が高まっています。そのため、ネパールは安定した人材供給国として注目されています。
提携の具体的内容
今回の提携により、TCJは次のような施策を展開予定です:
- - 現地での日本語教育体制の強化
- - 日本への就労希望者への支援の拡充
- - 特定技能を中心とした即戦力の外国人材紹介サービスの運営
これにより、TCJはAkshara社の日本語教育の経験を活かし、今後の日本への就労希望者の募集や教育の充実を図ることが可能になります。
将来の展望
TCJは、ネパール市場における日本語教育の質を向上させることで、市場シェアを拡大していく方針です。また、中長期的には海外市場への進出を見据えた事業運営体制の構築を目指しています。TCJは、日本語教育の国際的リーダーとして、グローバル事業を通じて日本語教育市場の発展に寄与し、企業価値の向上に努める所存です。
TCJの実績と今後の取り組み
現在、TCJは約5000名以上の外国人材を紹介可能であり、80カ国以上から1万人以上の卒業生を輩出しています。また、20カ国に336社のパートナー企業を持ち、教育サービスの国際基準を満たすための努力を続けています。今回の提携を機に、より多くの日本企業がネパール人の特性を活かした人材を導入することが期待されます。
Akshara International Education Pvt. Ltd.とは
Akshara社は、ネパールのカトマンズに位置し、日本語教育を通じて現地の若者たちに新しい雇用の機会を提供することを目指しています。日本での人気が高まる中、TCJとの提携により、Akshara社も教育体制の強化を図ることが期待されます。
この業務提携を通じて、TCJとAkshara社は、ネパールから日本への人材供給の架け橋となり、持続可能なビジネスの発展を支援することを目指しています。