京都のお土産に最適！英会話書『キクタン英会話【京都編】』の快進撃

株式会社アルク（東京都品川区）が、京都市および公益社団法人京都市観光協会とコラボレーションして制作した『キクタン英会話【京都編】』が話題となっています。この語学書が、発売からわずか2ヶ月で600冊以上を売り上げたことが報告され、京都を訪れる観光客や地域の人々の間で支持されています。これまでの「キクタン」シリーズは累計550万部以上の販売実績があり、語学学習の定番となっています。

予想を超える売れ行きの背景

『キクタン英会話【京都編】』は、2023年10月18日の発売以来、売れ行きが好調です。京都市内の書店での販売数は、当初の予測の2.5倍に達しており、その背景にはコロナ禍の影響からの回復と、外国人観光客の数が過去最高を記録していることが挙げられます。特に、2024年もこの流れが続くと予想されており、海外からの観光客による需要が急増しています。

京都観光の新たなニーズ

京都市は、今年度の観光総合調査で535万7千人という外国人宿泊客数を記録し、観光名所としての位置付けを確立しています。この流れの中、地域住民や働く人々が外国人観光客と円滑にコミュニケーションを取れるようにするためのニーズが高まり、語学書の必要性が再認識されています。そのために開発されたのが『キクタン英会話【京都編】』です。

この書籍は、単なる試験対策ではなく、日常的な英会話に特化している点が特徴です。制作にあたっては、京都市職員からのフィードバックを得ることで、地域のニーズに即した内容が盛り込まれています。これにより、日常生活や仕事に直結した、実際に使える英語を学ぶことができます。

お土産としての需要拡大

『キクタン英会話【京都編】』は、京都在住者だけでなく、観光に訪れる方々のお土産としても人気を集めています。京都駅八条口にある「ふたば書房」では、店内に特設コーナーを設け、観光客が手に取りやすい環境を整えています。売れ行きは順調で、年末年始にはさらに多くの利用者が見込まれています。

観光に訪れた際の会話の幅を広げるため、地元の良さを伝えるツールとしても重宝されています。英語での表現を学ぶことで、京都を訪れる際の交流を一層楽しいものにしています。

短期間で英会話を身に付ける

本書は、「短期間で楽しく身に付く３ステップ学習」として構成されており、リズミカルな音楽に合わせて英文を覚える「チャンツ」、会話の中で復習、そしてロールプレイを通じた発話練習が行われます。学習期間は約23日で、1日あたり12個の英文を学ぶことで、飽きずに続けることができます。

例えば、「道が碁盤の目のようです」は英語で「The streets are like a grid.」、「食べ物を残すともったいないです」は「It would be a waste if you left any.」など、観光地で役立つ具体的な表現を多く学ぶことができます。