秩父の老舗「パリー食堂」が存続の危機
埼玉県秩父市に位置する「パリー食堂」は、1927年に創業し、今年で100年を迎えた歴史ある食堂です。その美しい昭和レトロな外観と、地域に根付いた味は多くの人々に親しまれてきましたが、最近、耐震診断の結果、店舗の倒壊の恐れがあるとの判定を受けました。これを受けて、耐震工事費として約4,000万円が必要となりますが、市からの補助はわずか100万円に留まり、食堂の存続が危ぶまれています。
クラウドファンディング始動
この危機を打開するため、パリー食堂は10月16日よりクラウドファンディングを始めました。目標は4,000万円で、既に約900万円の支援が寄せられています。支援がどのように用いられるかというと、集まった資金はすべて文化財の修繕と耐震補強に充てられます。このプロジェクトは「地域の記憶と未来を守る」という理念のもとに進められています。
人気インフルエンサーからの支援表明
また、著名な料理研究家リュウジさんや、ラーメンYouTuberのSUSURUさんなど、数々のインフルエンサーからも支援が寄せられました。リュウジさんは、パリー食堂での動画も公開し、その魅力を発信しています。一方、SUSURUさんは自身のチャンネルで店のラーメンを紹介し、食堂の命運をかけた挑戦をサポートしています。
クラウドファンディングの現状
プロジェクトは残り15日となっており、資金の調達は急務です。現在の支援総額は目標の23%である9,356,000円に達していますが、目標金額にはまだ遠く及びません。多くのファンが集うパリー食堂の存続が危ぶまれる中、全力でプロジェクトを進行しています。
地域に根ざした歴史
パリー食堂は、2004年に国の登録有形文化財に指定され、その存在は地域の象徴ともなっています。多くの観光客が訪れることからも、パリー食堂の存在は秩父市の地域も経済にも大きな影響を与えています。食堂の店主である川邉義友さんとその孫、川邉晃希さんは、3代目と4代目として、祖父から受け継いだバトンを次世代に繋ぐ努力を続けています。
さらなる支援を呼びかけ
パリー食堂のファンや地域の人々からの支援が必要です。目標金額達成に向けて、皆さんの温かいご支援をお待ちしています。プロジェクトの詳細は、CAMPFIREで確認できます。こちらからもご覧いただけます:
CAMPFIRE プロジェクトページ。
パリー食堂の存続は、単なる食堂の未来を超えて、地域社会の絆や文化の継承に繋がります。あなたも、歴史ある食堂の未来を共に守りませんか?