阪神電車全線に傘シェアリングサービス「アイカサ」が登場
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:久須勇介)が、傘のシェアリングサービス「アイカサ」の設置駅を39駅から45駅に拡充し、全線での利用が可能となったことを発表しました。新たに武庫川線でも利用できるようになるこのサービスは、7月2日(水)からスタートします。
「アイカサ」は、駅や街中で簡単に借りられる傘のシェアリングサービスであり、お客様の利便性の向上に加えて、傘の廃棄を減らすことで環境に配慮しています。この取り組みは関西地域において、2020年6月に初めて導入されました。
さらに、阪神電鉄は株式会社Nature Innovation Groupや他の地域企業と連携し、大阪・梅田エリアを中心に「傘のいらない街 大阪」プロジェクトを始動しました。これにより、傘を持ち歩かずに済む便利な街づくりを目指しています。
アイカサスポット設置駅の拡大
新たに設置されるアイカサスポットの駅は以下の通りです:
- - 香櫨園駅
- - 住吉駅
- - 石屋川駅
- - 春日野道駅
- - 福駅
- - 武庫川団地前駅
これにより、阪神電車の全線におけるアイカサの設置駅が39駅・49か所から45駅・55か所に拡大します。各駅には改札外に1か所ずつ設置されます。
オリジナルデザイン傘の導入
阪神グループのブランド価値を向上させるために、オリジナルデザインの傘も導入されました。阪神グループのロゴマークやカラーリングが施されたこの傘を通じて、利用者には阪神らしさを感じてもらうことが期待されています。
利用方法と料金
「アイカサ」の利用は専用アプリを通じて簡単に行えます。借りた傘はアイカサスポットであればどこでも返却可能です。利用料金は以下の通りです:
- - 24時間:140円/本(同月内最大560円)
- - 月額:280円(同時に最大2本まで借りられます)
詳細な情報はアイカサのウェブサイト(
i-kasa.com)にてご確認いただけます。
サステナビリティの取り組み
阪神電鉄は、昨年120周年を迎えた際に、カーボンニュートラル運行の開始やゼロカーボンベースボールパークの開業、阪神甲子園球場の再エネ100%化を積極的に推進しています。今後もサステナブルな社会の実現に向けて取り組みを続けます。
「アイカサ」の導入は、ビニール傘の廃棄物を削減し、地域環境の整備と次世代育成を目指す阪急阪神ホールディングスグループの「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環としても位置づけられています。
阪神グループは「“たいせつ”がギュッと。」というブランドスローガンのもと、一人ひとりのお客様のニーズに応じたサービスを提供し、信頼と期待に応えていく方針です。
他のシェアリングサービス
阪神電車では、傘のシェアリングサービスの他にも様々なシェアリングサービスを展開しています。例えば、自転車シェアリングサービス「HELLO CYCLING」は28駅で利用可能で、アプリを通じて簡単に借りられます。また、モバイルバッテリーのレンタルサービス「充レン」も人気で、17駅で展開されています。これらはともに、利便性を向上させるだけでなく、地域の環境負荷を軽減する取り組みとなっています。
阪神電気鉄道株式会社は、今後もお客様や沿線住民のニーズに応えるサービスを提供していくことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。