双子・三つ子支援アプリ「moms」と「育児119」の連携が実現
福岡市に本社を置く株式会社ponoが提供する双子・三つ子向け育児支援アプリ「moms(マムズ)」が、東京都港区の株式会社なつのそらが運営する子育て支援サービス「育児119」と提携を結び、2026年5月25日よりそのサービスを開始します。この連携により、育児の現場において子育てに困っている多胎家庭が、オンラインでの共感と、リアルな支援を結びつけることが可能となります。
「moms」と「育児119」の背景
多胎育児は、一般的な育児に比べて身体的、精神的、経済的な負担が大きいことが広く知られています。例えば、厚生労働省による調査では、多胎家庭は産後うつになるリスクが高く、育児の重圧から孤立してしまうことがよくあります。しかしながら、こうした家庭に特化した支援体制は未だ整っておらず、多くの場合、助けを求める手段が見つからないまま困難に直面しています。
孤立した育児環境は、保護者のメンタルヘルスの悪化や、虐待リスクの上昇といった長期的な社会的コストを引き起こすことも懸念されています。多胎育児の孤独は、個別の家庭問題ではなく、社会全体で取り組むべき重要な課題です。
連携の具体的な内容
今回の「moms」と「育児119」の連携は、以下のような新たな取り組みを含んでいます。
1.
情報の相互提供:
momsアプリ内に育児119への案内を設け、支援を必要とするユーザーが迷うことなくアクセスできる道筋を整えます。また、育児119からも多胎家庭の支援が必要なユーザーを「moms」へ案内します。
2.
育児119向け多胎育児勉強会の実施:
「moms」では、育児119の支援者向けに多胎育児に関する勉強会を開催し、支援の質を向上させるための人材育成を進めます。
将来に向けたビジョン
「moms」と「育児119」は、従来の一時的な支援を超え、家族が抱える悩みに真摯に向き合うことを目指します。「共感できる居場所」と「困ったときに頼れる場所」の連携によって、継続的な支援の流れを作っていく計画です。
支援者を育成し企業や自治体との連携を進めることで、このモデルを社会的なインフラへと拡大していきます。また、オンラインでのつながりだけでなく、そこで得られたニーズを具体的な解決策へとつなげ、さらなる社会的影響を拡大していく考えです。
代表者の声
株式会社ponoの牛島智絵代表は、「多胎育児の支援が実現することを心から嬉しく思います。親である以上、頑張らなければならないというプレッシャーに押しつぶされそうになることが多いですが、誰かに助けを求める勇気を持てる環境を整えることが最も重要です」と述べています。
一方、育児119の石黒和希代表は、「現実には、多胎育児は自身を犠牲にしてしまうことが多いため、助けを求めることへの罪悪感が障壁となります。この連携によって、双方の強みを活かし、支援の質を高め、孤立を解消することを目指しています」と語りました。
まとめ
「moms」と「育児119」の連携は、多胎育児家庭に対する新たな支援の形を生み出します。今後、孤立を感じることなく、必要な時に必ず支援が得られる環境を整備し、子育ての孤独を克服するために共に歩んでいくことを宣言します。