SBCメディカルグループホールディングスの新CMO就任
SBCメディカルグループホールディングスは、2025年7月1日付で井上慎也氏を新しい最高マーケティング責任者(CMO)として迎えることで、さらなるブランド強化を図ることを発表しました。井上氏は、著名な企業で培った経験をもとに、デジタルを中核とした統合型マーケティングを推進する予定です。
井上慎也氏の略歴と実績
井上氏は、P&Gジャパンにキャリアをスタートさせ、その後、日本イーライリリーやアドビ、KDDIなどに勤務し、ブランド戦略の策定や組織マネジメントにおいて高い評価を得てきました。特に全社視点でのマーケティングプロセス設計に優れ、直近ではパイオニア株式会社でCMOとして組織の立ち上げや新製品の市場導入を成功させました。彼はマーケティング専門媒体への寄稿や業界カンファレンスへの登壇を通じ、次世代マーケターの育成にも情熱を注いでいます。
デジタルを基盤にした市場戦略
新たにCMOとして井上氏は、湘南美容クリニックをはじめとするクリニックブランドのブランド価値向上を目指します。特に、デジタル技術を活用したマーケティングの基盤を進化させます。多様化する顧客接点に対応することで、国際競争力を強化し、医療業界全体の発展にも寄与することを狙っています。
経営陣からの期待
CEOの相川佳之氏は、井上氏が持つ専門性と実行力に期待を寄せています。「ご自分のキャリアを通じて、確実な成功を収めてきた井上さんのリーダーシップで、さらにグローバル展開やブランド価値の向上に貢献してほしい」と語りました。
井上慎也のコメント
井上氏は、「SBCメディカルグループホールディングスが変革期にあるこのタイミングで参画できることを非常に光栄に思います。美容医療は日常生活をより豊かにする選択肢の一つとして広めていきたい。」と意欲を示しています。
SBCメディカルグループの背景
SBCメディカルグループホールディングスは、2000年に湘南美容クリニックを設立し、美容医療の提供に取り組んできました。以来、事業の多角化が進み、不妊治療や歯科、整形外科などにもサービスを拡大しています。現時点でのクリニックネットワークは国内外で253院に達し、2024年には米国NASDAQに上場を果たしました。
今後も井上氏のリーダーシップのもとで、グループパーパス「メディカルイノベーションで世界中の人々の幸福度向上に貢献する」ことを実現していく考えです。このように新しいCMOの就任により、SBCメディカルグループはさらなる成長と進化を目指して邁進します。