新会社Onwords設立
2025-08-01 11:07:30

インバウンド市場を見据えた新しい観光の形、「Onwords」が発足

インバウンド市場の新たな展開、チェンジホールディングスの「Onwords」設立



株式会社チェンジホールディングス(以下「チェンジHD」)は、2025年8月1日より、観光DXの推進を通じた地方創生を目指す新たな子会社「株式会社Onwords」を設立することを発表しました。この新会社は、訪日外国人向けのコンサルティング及びプロモーションに特化します。

Onwordsは、インバウンド事業において豊富な経験を持つWAmazing株式会社から、「地域観光DX事業」と「訪日マーケティングパートナー事業」の2つの事業を譲受し、行政や企業向けにサービスを展開します。チェンジHDの新会社設立は、観光事業の強化を図り、インバウンドを通じて地方創生を加速させることを目的としています。

設立の背景と狙い



近年、インバウンド市場は急速に回復し、日本国内外で観光が重要なテーマとして再認識されています。観光庁のデータによれば、2024年には訪日外国人の旅行消費額が約8.1兆円に達し、2030年には15兆円規模を目指すとされています。こうした中で、チェンジHDは人口減少問題に立ち向かうため、持続可能な社会を実現するために事業展開を行っています。

中期経営計画では、「都市部と地方での人・お金の循環」を掲げ、観光事業を戦略的な事業として位置付けています。過去には、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」での観光関連返礼品の開発支援や、観光分野でビジネス展開をしているトラベルジップとの連携を通じて観光DXを推進してきました。

Onwordsの設立によって、チェンジHDはWAmazingから移譲された事業を起点に、本格的なインバウンド事業へと進化させます。新会社は、WAmazingが保有する既存契約やプロジェクトを引き継ぎ、その専門性と実行力を活かして、顧客に対して高付加価値なサービスを提供する準備を進めます。

Onwordsの事業内容



Onwordsは、主に2つの領域に渡り観光事業を展開します。1つ目は、地域観光DX事業であり、これには行政や自治体向けの調査や戦略策定から、商品造成、受入環境整備、情報発信、販促までを一貫して支援します。

支援内容には、定量・定性調査、外国人材による視察やモニターツアー、多言語翻訳、SNS・メディアを用いたプロモーションなどがあります。例えば、WAmazingの自社メディアを活用した販路拡大支援サービスにおいて、月間220万PVのトラフィックを持つサイトを通じて広報活動を行います。

2つ目は、訪日マーケティングパートナー事業で、こちらは企業向けにインバウンド戦略を「旅マエ」から「旅アト」まで統合的に支援します。これには、データ分析を伴ったウェブ広告やSNS運用、旅ナカにおけるプロモーション施策が含まれます。

今後の展望



Onwordsは、顧客層の拡大や商品開発、広告施策の強化を行い、地域資源やネットワークとの連携を深化させることで、観光DX領域における新たな価値を創出していきます。新たな地域モデルの創出を目指し、地域の持続可能な成長に貢献していくつもりです。

Onwordsの代表取締役社長、成澤豪氏は、「インバウンド観光が日本経済において重要な役割を果たす中で、地域の魅力を発信し、ヒトとカネの循環を築くことで、より楽しい日本への実現を目指していきたい」とコメントしています。

この新会社設立が日本の観光に与える影響は大きく、今後の展開が注目されます。また、地域創生の新たなモデルとして、観光業全般に良い影響を与えることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社チェンジホールディングス
住所
東京都港区虎ノ門三丁目17番1号TOKYU REIT 虎ノ門ビル6階
電話番号
03-6435-7340

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