地域課題解決ベンチャーピッチ大会2024：審査結果発表！北海道の未来を担う6社が選出

地域課題解決ベンチャーピッチ大会2024：北海道の未来を担う6社が選出

IKEUCHI GROUPと北海道大学シンバイオティクス研究部門街角サイエンスカフェ特別研究グループが共同で立ち上げた「地域創生マッチング実行委員会」は、2月29日に「地域課題解決ベンチャーピッチ大会2024」を開催し、3月4日に審査結果を発表しました。

本大会は、北海道の地域活性化を目的とし、持続可能な地域社会の実現に貢献するベンチャー企業を支援する取り組みです。1500社以上のベンチャー企業の中から、北海道の地域課題解決に最適な36社を選抜。さらに、35市町村を訪問し、自治体関係者との意見交換やアンケートを実施することで、地域ニーズを綿密に調査しました。

その結果、最終審査には6社が進出し、オンライン形式でピッチプレゼンテーションを行いました。審査基準は、ビジネスの独創性とイノベーション性、実現可能性、地域社会への貢献度、成長ポテンシャルなど多岐に渡り、厳正な審査が行われました。

受賞企業は以下の通りです。

最優秀賞: デイブレイク株式会社（受賞テーマ：「特殊冷凍！食材の細胞を破壊せず、新鮮なまま冷凍！」）
優秀賞:
株式会社ネルプ（受賞テーマ：「インスタグラムを採用しようとしている行政に強～い味方！」）
株式会社KOMPEITO（受賞テーマ：「オフィスで野菜」）
株式会社ミルウス（受賞テーマ：「新時代ウエルネスセンサー」）
市町村特別賞:
増毛町特別賞：デイブレック株式会社
中札内村特別賞：株式会社ミルウス
* 池田町特別賞：株式会社KOMPEITO

最優秀賞を受賞したデイブレイク株式会社は、北海道の食の生産基地としての可能性に着目した、革新的な冷凍技術が高く評価されました。その技術は、食材の鮮度を維持したまま冷凍保存することを可能にし、北海道の豊かな食文化を世界に発信するポテンシャルを秘めています。

その他の受賞企業も、それぞれ独自の技術やアイデアで、北海道の地域課題解決に貢献する可能性を秘めています。

表彰式

表彰式は3月14日(木)16時より、IKEUCHI GATE 4Fのオープンイノベーション拠点「ＩＫＥＵＣＨＩＬＡＢ」（札幌市中央区南1西2）で開催されます。受賞企業によるプレゼンテーションや質疑応答などが予定されており、報道関係者はオンラインでの参加も可能です。

地域創生への取り組み

地域創生マッチング実行委員会は、本大会を通じて得られた経験やノウハウをアーカイブ化し、人材育成や新たな技術開発につなげていくことを目指しています。将来的には、この取り組みを東南アジアなど海外にも展開し、世界規模での持続可能なコミュニティ形成に貢献していくビジョンを描いています。

本大会は、北海道の地域活性化に大きく貢献する取り組みとして、今後の展開に期待が高まります。