東京ガス向け新たなAIソリューション導入プロジェクト
『STREAMAI ARM』の概要
Miletos株式会社は、東京ガス株式会社向けに新たなAI SaaS「STREAM AI ARM(以下、STREAM)」の導入プロジェクトを正式に開始しました。本ソリューションは、入金消込の効率化を図るもので、特に経理業務の現場でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進することを目的としています。
AIに基づく入金消込業務の変革
入金消込は、企業の経理担当者にとって非常に繊細で影響の大きい業務です。従来は人の経験に頼る部分が多かったこの業務を、STREAMはAIを利用して正確かつ迅速に実施します。この新しいアプローチにより、従業員はより戦略的な業務に時間を割くことができるようになります。
経理業務における課題
東京ガスの経理担当者からは、入金消込業務に関して多くの工夫が施されているとの声が寄せられています。特に、名寄せ作業はハンドプロセスで行われており、効率化の必要性が指摘されています。STREAMの導入によって、マッチング率の向上や名寄せ管理の手間が大幅に軽減されることが期待されています。
STREAMの特徴
1.
SaaS型のAI入金消込: 前後のプロセスや基幹システムに依存せず、入金消込業務に特化したSaaS型ソリューションです。
2.
高度なアルゴリズム: 複雑な名寄せ処理を行うために、応用的な編集距離の計算(ジャロ・ウィンクラー距離)を利用しています。
3.
超高速処理: 事前にアルゴリズムで必要な計算パターンを絞り込み、一秒未満での処理を実現。
4.
高精度なマッチング: N:Mの複雑な入金明細と入金予定明細のマッチングも高精度で処理可能です。
5.
多様な外部システムとの連携: 手動、RPA、APIを介してのデータアップロードやダウンロードがスムーズに行えます。
DX推進のキー
東京ガスの担当者は、STREAMが経理領域におけるDXを実現するための重要なツールであると語ります。加えて、オールインパッケージだけでなく、特化したツールの組み合わせ利用に挑戦しようという意欲も示しております。具体的には、STREAMを他の業務改善ツールと共に活用することで、業務の徹底した効率化を実現する道筋を描いているのです。
Miletosの会社紹介
Miletos株式会社は、2016年に設立された企業で、AIプロダクトの開発や運営、業務改善コンサルティングを手掛けています。代表取締役社長の髙橋康文氏は、横浜国立大学を卒業後、アクセンチュアでの豊富な経験を経てMiletosに参画し、AIとDXに関連するプロジェクトで多くの成果を上げています。彼は現在、横浜国立大学の非常勤講師としても活動しており、業界内での知見を活かして新たな価値創造に貢献しています。
このように、Miletosのの取り組みは単なるテクノロジーの導入に留まらず、ビジネスプロセス全体を見直し、将来的にはさらなる顧客満足度の向上を目指していくものです。今後の展開に期待が寄せられます。記者も一緒に、STREAMの導入がもたらす未来を見守りたいと思います。
お問い合わせ先
詳細や資料のダウンロードは、Miletosの公式プロダクトサイトで確認できます。
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