歴史群像8月号:軍装図解
2024-07-05 12:33:00

第二次大戦米軍マニュアル復刻!『歴史群像』8月号、ドイツ・日本・イタリア軍の軍装をイラスト図解

歴史雑誌『歴史群像』8月号は、第二次世界大戦中にアメリカ陸海軍が作成した、ドイツ・日本・イタリア軍の軍装をイラストで図解したマニュアル『UNIFORMS AND INSIGNIA』の復刻版冊子を付録に収録している。

この付録は、第二次大戦当時、アメリカ陸海軍情報部が作成し各部隊に配布していた、外国軍隊の軍装と徽章(階級や職務を示す記章)をイラストで図解したマニュアルから、ドイツ陸海空軍、日本陸海軍、イタリア陸海空軍の全8軍種を抽出して復刻したものである。イラスト満載でオールカラー80ページと、見ごたえのある内容となっている。

特集は、「中部ソロモンの攻防」「鎌倉幕府の滅亡」「日本陸軍のロジスティクス【大正・昭和篇】」の3本。

「中部ソロモンの攻防」では、ガダルカナル島の攻防戦で敗れた日本軍が撤退した後に、中部ソロモン諸島で繰り広げられた日米陸海軍の死闘をわかりやすく解説している。

「鎌倉幕府の滅亡」では、鎌倉幕府がなぜあっけなく滅亡したのかを、後醍醐天皇の下に結集した楠木正成、足利高氏、新田義貞ら有力御家人から成る討幕軍と、執権北条氏の嫡流・得宗を中心とする幕府側の双方の視点から分析している。

「日本陸軍のロジスティクス【大正・昭和篇】」は、2月号で掲載した「日本陸軍のロジスティクス~日露戦争期の兵站の実態」の続編。日露戦争では兵站の重要性を認識し、きちんと機能させて勝利を得た日本軍が、なぜ太平洋戦争では兵站をうまく機能させられなかったのかを、第一次大戦の青島攻略戦、日中戦争の武漢の戦い、太平洋戦争のガダルカナル攻防戦とインパール作戦を具体例として分析している。

特集以外にも、「三八式歩兵銃~日本陸軍の象徴的兵器─その実像」「松前藩の幕末維新~激動の時代に呑まれた最北の小藩」「ユダヤ戦争~「民族離散」をもたらした反ローマ独立闘争」「秋月種実~戦国期九州の政治情勢を動かした国衆」などの記事を掲載。巻末連載コミックは1000万部超えの名作「センゴク」の宮下英樹が西洋戦史に取り組んだ「神聖ローマ帝国 三十年戦争」が読み応え満点の24頁で収録されている。

『歴史群像』は、毎号、戦いに関するものを中心に、古今東西のさまざまな人物・事象をテーマとした20本以上の記事を掲載している。歴史をより深く味わいたい読者におすすめの一冊だ。


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